これは筋肉トレーニングの原則の一つで、「筋肉がどう動くかを意識することで、トレーニング効果が高まる」という原則である。
この点、ペダリング時の筋肉について、日本競輪学校のウェブサイトに参考になる資料があったので一部分だけ引用させていただく。
ペダリング時に、どの角度でどの筋肉が使われるのかがわかりやすく図解されている。
(C)日本競輪学校(出典:サイクルスポーツクラブ講習会のテキストより)
特筆すべきは腓腹筋と大腿直筋は、それぞれその筋肉のみしか使われていない部分があるということである。一方で、ペダリングは左右の足で行うため、反対側の足は180度逆の部分の筋肉を使っていることになる。
つまり、一見、何の筋肉も使っていない270度~290度部分については、反対側の足の90度~110度の部分(外側広筋、大臀筋、ヒラメ筋、腓腹筋、大腿屈曲筋)でカバーしていることになる。
これらの図を覚えて意識しながらペダリングすれば、まさしく「意識性の原則」を地で行くトレーニングができることだろう。
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