というのも、以前出走登録してしまった日曜のスプリングシリーズのレースがあり、前日の試走の結果まだ怪我の影響が酷くてキャンセルすることにしたのだが、参加料は返金はできないが将来のレースに繰り越すことができるということで、いつ回復するかわからないので、とりあえずスプリングシリーズの一番最後のレースに繰り越したものである。
ということでスプリングシリーズの最終戦。会場は御馴染みのプロスペクトパーク。
いつものように受付を済ませて開始を待つ。
今回の目標はリスクヘッジ。いろいろと不満も出てきたレースではあるが、今後引き続きロードレース中心で行くかどうかの感触を確かめる。
■レース開始
クラッシュリスクのヘッジは、逃げ場のない集団の中を避けること。
とはいえ、ソロの逃げを決められるほど実力差があるわけではないので、集団の先頭キープを念頭において走る。
レースとして競うことが前提にある以上、常に牽き続けるのはレースを放棄してしまっているのと同義なので、先頭キープといいつつもローテーションで回して先頭10人前後の中でステイ。
一方で、先頭付近は人気ポジション※であるので、強引な割り込みをしてくる輩も多い。
��※先頭付近であれば、アタックにも反応でき、レースの状況も把握でき、集団が中切れを起こした場合にも先頭集団をキープでき、集団でクラッシュが起こった場合も前であればあるほど回避率が高い)
そんな中、ウォーターボトルの水分補給に支障があることに気付く。
右手の親指関節がずれたまま固まってしまったため、片手でのロードバイク制御が不安定なのである。
通常のライドで水分補給するくらいなら問題ないのだが、左右前後10cmほどの距離をロードバイクに囲まれたレースの中で、右手だけで数cm単位でロードバイクを制御、場合によってはブレーキを使って前走者との速度調整をするのには厳しいことが判明する。
そういえば、事故後のレースでは、復帰戦は早々にクラッシュに巻き込まれ、昨日はタイムトライアルでしかも短時間だったのでウォーターボトルをそもそも使わなかった。
ということで事故後3戦目にして初めてこの事態に気付いたのであった。
ついには水分補給でふらついて罵声を浴びることに。
自分がクラッシュの原因になっては意味がないので、水分補給も減ってくる。
そして5周ほどしたところで脹脛に痙攣の兆候が。
いつもならこんな短い間に痙攣することなどないのだが、水分補給不足が響いているようである。
しょうがないので、道幅が広いときを見計らって集団から横に離れて水分補給したり、集団の後方にまで下がって後続と接触しない状況を作って水分補給をする。
集団の後方は、アタックへの反応や中切れリスクが高い一方で、後続との接触の心配もなければ、前走者と敢えて距離を保つことでクラッシュリスクにも備えれる。
集団としてまとまっている限りは、いざとなれば先頭付近まで上がっていくことも難しくはないので、しばらく集団の後方でステイ。上記の問題もあって既に集団先頭にステイするリスクヘッジ方法は破綻しつつある。
そんな中、7周目で黒人レーサーのマルコムが右サイドから一気に上がっていくのでそれにつく。
そのまま集団を置き去りにしての逃げ状態になり、ついてきた2人と一緒に4人で逃げ集団を形成。
一人は何度も一緒に走った馴染みのマルコムであるし、人数的にも申し分ないのでトレインを牽きあって集団を引き離しにかかる。
ところが集団との差は50mほど開いたもののそれ以上離れず、半周ほどして引き離しきれないとわかると他の2人はペダルを緩める。
泳がされている状態では脚を使ってしまうだけなので自分たちもそのまま集団に吸収される。
そうこうしてファイナルラップに突入。
ゴール手前500mほどからのスプリントで隙を見つけて集団の右側をすり抜けて上がる。
が、さらに前の選手たちによる壁ができており、今度は集団の左側の隙間から追い上げていく。
最後は届かず、おそらく10位前後。
クールダウンのラップを終えてゴール地点に戻ってくると他のフィールドでゴール前スプリントのクラッシュがあったらしく救急車で運ばれている。
「またか…」、そう思って溜息をつく。
救急車多すぎである。
今シーズンに入ったから参加したレースでは、2回に1回の割合で救急車を見ている。
そんな状況を目の当たりにしながら、今後の自分の方向性についての考察を余儀なくされるのであった。
事故の話題は読んでいて辛いですね。。
返信削除いつ自分の身に起こるかわからないわけですし、、。
気をつけてください。
同じサイクリストだけに他の人のクラッシュでも自分も他人事ではいられないと思わずにはいられません…。
返信削除今後、方向性も含めて事故リスクヘッジをしていきたいと思います。