アスカトニー山ヒルクライム大会2013:惨敗のレース

レース当日朝、前日深夜は豪雨であったが、幸い雨は止んでいた。

起床してバナナをよく噛んで食べながら準備。

アスカトニーは下りがほとんどないので空気圧をパンパンに入れる。

レース前


レース会場までは自走。



会場に着いて受付をすると、出走グループが貼り出されている。自分は9時丁度スタート。



事前に確認したレーススケジュールによると、レース前に山頂に行く自動車は8時50分まで通過可能。まだ1時間近く時間を取っているので、固定ローラーでゆっくりウォームアップを行おうとする。



が、スタッフに聞くと、8時15分には自動車は山頂に向かわないといけないと言われ、スタート地点から離れた駐車場の往復、固定ローラーを取り出して等々を考えると、実質固定ローラーで走れる時間は10分もない。

幸い会場前の道路は走りやすい林道になっているため、実走でウォームアップをすることに。

ウォームアップを終えてスタートラインに到着すると、見知った顔もいる。

一連のヒルクライムシリーズでシリーズリーダーになっている人やら、今年のホワイトフェイスで女子総合優勝をした女性アスリートまで。

役者が揃ったというか、毎度のごとく坂バカが集まった感じである。

レース


レースが開始されスタートする。

ぬかるんだ地面でクリートには泥が入り込んでしまい、事前に泥を落としておいたのだが、まだ完全に落ちきってないのかクリートの装着で時間をくう。

そうこうしている間に勾配平均14%区間に突入

まだ脚が元気なので先頭集団についていく。

例のホワイトフェイスの女性アスリートの後ろに着いて抜かす。

が、しばらくして一気に疲労が顕在化してくる。

脚が重くなりそのまま落ちていく。

ギアをインナーローにしてもまだ足りず、体重をかけて進んでいく状態。

余りの遅さに蚊が3匹ほどたかってくる。

そして何よりつらいのがその湿度。

そもそも14%の勾配では(あまりの遅さに)風が出てこないので体が冷却されず汗が噴き出してくる

8%台ほどに落ちるとスピードが上がるので風が発生し、体を冷やすことができる。

が、8%台なんてまったく出てこない激坂なので基本的に風による冷却効果は受けられなかった。

なんというか、ひたすらローラー台を漕いでるような汗の出方である。

ところが自分はウォーターボトルを外して走っていた

High Pointヒルクライムのときは同じような距離でありながら不要であったし、昨日の試走でも補給しなくてもいけたからである。

が、High Pointヒルクライムは春先の寒いときで、昨日の試走も夕方で湿度もこれほど高くなかった。

後半に入ってからは完全に脱水症状でふらふらになりながら進む。

ついにはコースアウトして道脇の雑草部分に出てしまったりしながらそれでも進む。

途中で「脚をついてしまおうか」と思ったレースはこれが初めてであった。

後半のゴール手前で唯一の一瞬の下り坂があり、そこで息を吹き返す…はずが脱水症状で吹き返らず。

ボロボロになりながらゴール。



とりあえず水を補給してゴールしてくる人をぼーっと眺める。



しばらく休んでいるとクールダウンしている人が。



そういえば結局レース前はローラー台を使う機会がなかったが、最後のレーサーがゴールするまで下山はできないので自分もクールダウンしておく。



そうこうしているうちに下山可能なアナウンスが流れる。



こうして多くの課題を残したレースは終了、レース会場をあとにしたのであった。


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