シャワーを浴びてチームジャージに着替えて集合。
車でスタート地点のスキーセンターへ。
空は雲一つないが、地表では川辺から霧が出ている。
ホワイトフェイスに近づいてくる。
スキーセンターに到着。
今回はいまっちさんの車に1up USAの固定ローラーを積ませてもらったので固定ローラーでいまっちさんとウォームアップをする。
風はやや冷たいものの、陽射しと相まって止まって漕いでいると暑くなってきて、アイウェアにボタボタと汗を落としながらウォームアップ終了。
マスドスタートで去年は序盤でロスがあったので早めに並ぶ。
いまっちさんの知り合いでHigh Pointでも一緒になったことのあるデニスも合流。
彼は白い髭をたくわえた老齢ながら、グランフォンドニューヨークの60~64歳グループで2位に20分差以上つけて優勝したという実力派。
格上の知り合いに囲まれ緊張も高まる。
いまっちさんから頂いたパワージェルを開始10分前に摂る。
そして合衆国国歌が流れ、レースがスタート。
■レース開始
スタート直後は去年とは違って標準的なペースで進み、集団の後ろで難なく進む。
集団は大きいながら、先頭も見えるし、いまっちさんやデニスも右前にいる。
その後左折してクライム区間に入って行く。
そこからサイコンのラップをきって1.1kmごとにペース計測。
去年飛ばしすぎて力尽きたゲートまでの区間では、出しすぎず、押さえすぎずで良いペースで進む。
周りで同じようなペースに固まりつつ少し余裕があれば前に出て他のレーサーのペースにあわしたり、後ろから追い抜いてくるレーサーに乗っかったりしてペースを維持する。
ところがゲート後の4.4kmで集中力を保てず中だるみ。疲れが出てきて力が出にくいと感じる。
同じペースで終始きていた白いライダー(ジャージも自転車も白かった)からも離されてしまう。
ホワイトフェイスでは直線の遥か先(というか上)にゴール地点が見えて去年はそこでやる気を削がれそうになったものの、今年はもう残り距離の感覚がわかっているので惑わされずにペダルを漕ぐ。
■縮めれなかった9秒
しばらくして調子を取り戻して少しペースアップ、ずいぶん離されていた白ライダーに追いつく。
その先に黄色いジャージのデニスの姿も見える。
これは頑張ってデニスにまで追いつきたい、でもそのためには前にいる白ライダーも追い越さねばと思いながら進む。
が、最後の九十九折に入ったときのこと。
一段上から歓声が聞こえる。
時計を見ると58分頃。
そうか、もう上では上位陣がゴールしてるのかと思ってぐるっと首を右に捻って上を見上げる。
と、そのとき…
右脚の内側が、太腿から脹脛にかけて全体的に攣って激痛が走るーーーッ!
ペダルを漕ぐたびに電気のような痛みが走る。
「残りあと少しでまさかDNFか…」といった不安が頭をよぎる。
右脚でトルクをかけないように左脚中心に回しつつ、走りながら右脚を伸ばして軽くストレッチ。
すると少しはよくなったようで持ち直す。
と思ったのも束の間、ダンシングや前乗りでは再発するようで、後ろ乗りのシッティングに終始する。
最後の九十九折を曲がってあとはゴールに一直線。
が、前を見ると去年ゴールだった地点より先にゴールラインが設定されている。
白ライダーとは差が開きもう追いつけそうにはない。
タイムを見ると去年からの大幅更新はもう望むこともできず、こんな脚の状態では完走できればいいかと思ってしまった…。
そんな中、さらに後ろから来た一人に抜かれてしまう。
それすらももう追いかけ、追い抜く気力はなくなっていた。
去年のゴールラインでタイムを取ると去年より30秒ほど早いタイム。
それで満足してしまったのか、そこから今年のゴールラインまでは勾配が緩くなるもののスピードアップできず、去年より9秒遅いタイムでゴールラインを切る。
こうして自分にとっての今年のホワイトフェイスは幕を閉じたのであった。
次回、レース後の話しとともに反省と自責のまとめをしたい。
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