こちらの写真からおわかりになるだろうか(なったらすごい)
そう、その名もCS-6700。
アルテグラのスプロケットである。
Dura-Aceがあるのになぜ今更Ultegraと思われるかもしれないが、UltegraにあってDura-Aceにないものがある。
それが12-30tのギア構成である。
トップから、12-13-14-15-17-19-21-24-27-30という並びになっている。
もちろん特徴は一番大きい30tのギアで、ヒルクライム用スプロケットといっても過言ではないと思う。
ちなみにこちらは去年平坦レース用に用意した11-21tのDura-Aceスプロケット。
なんという「ずんぐりむっくり」さ。その姿はまるでたけのこの里のようだ…。
一方で12-30t。比べてみるとその外見は歴然。
この点、グランフォンドガンクスの前に参加したグレイロック山ヒルクライム大会の急勾配で速度が落ち、その必要性を実感して導入に至った。
当時、Tacxのシミュレーション機能でトレーニングをしていたのだが、TacxのFortiusでは公称20%まで勾配を再現できるものの、実際に走ってみると13%以上になると勾配の再現が弱くなり、15%も20%も変わらないように思える。
そしてシミュレーションでは28tまでで問題なかったのだが、本番のグレイロック山では28tできつくなる事態となってしまった。
今使っているインナーのOsymetricは、最大で42.1t相当のギアになる。
つまりフロントは、ノーマルクランクのインナー、39tよりもトルクが必要になり、それに合わせてリアも28tでは足りなくなったのかもしれない。
グランフォンドガンクスで特に勾配がきつかった三番目のヒルクライムTT、そこでこの30tのギアがなければ、後半で疲れていた脚でタイムが伸びることはなかったであろう。
いわゆる変則的なギア構成ではあるが、そもそもフロントにOsymetricを使っている時点で変則的なので、むしろリアも変則的にしてバランスが取れたのかもしれない。
コンタドールでさえジロでフロント36t、リア32tのギアセッティングをしていたので、いわんやホビーレーサーの自分はコースプロファイルと分相応の脚力に合わせて柔軟にギア構成を変えていく必要性を感じたのであった。
ちなみに12-30tのスプロケットに合わせて30t対応のディレイラー(RD-6700)も発売されているが、自分は既存のディレイラー(RD-7900)で問題なく変速できた。(チェーンがプーリーにあたるギリギリのところまで近づいていたので、変えるに越したことはないのだろうが…)
おー、30Tのスプロケですか。
返信削除Osymetricを使っているなら確かに28Tでも足らなくなる場合がありますもんね。
きちんとコースプロファイルに合わせて調整を考えたからこその総合1位という結果だったのでしょうね。
見習わせて頂きます。
次の秘密兵器はバーナーの大径テンションプーリーですかね(*´∀`*)
大径プーリーは私も物欲メーターにひっかかって以前調べてみたことがありました。バーナーやKCNCの15Tプーリーはすごいなーと思いましたが、使ってる人のインプレを見ると「体感的には違いはわからない」ということなので一歩踏み出せずにいます。というか大径プーリーにOsymetricとなるとさらにチェーンのセッティングがシビアになりそうですね。。。(^^;
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