次のエキノックスまで時間がなく最後の試走となりそうなのでここで必要な改善はやりきらないといけない。
木曜の朝、眠い目をこすって出発。
いつものように9W経由で奥の坂道へ。
ハイドレーション自体は好調。両手をハンドルに置いてエアロポジションを取った状態でも水分補給ができるのは素晴らしいの一言に尽きる。
これまでは片手を離してブレーキが片方だけになることから、ブレーキングが必要になりそうなコーナーや高速ダウンヒル中は安全面も考えて補給は控えていたが、このやり方なら気にせずにいつでも補給ができる。
取り付け位置は微妙に手前だったので首をすぼめなければならず、もう少し奥に固定することに。また、補給に最適なチューブの位置ではGarmin Edge 800のサイコンが隠れてしまうので、8分割かつ左右に同じ情報を表示させるようにして(そのため表示できるパラメーターは4種類)、チューブがぶれてもちゃんとパラメーターが確認できるように工夫。
ただそれらの設定の手間を考えてもハイドレーションチューブを使った水分補給は素晴らしかった。
普通のウォーターボトルでは、以下のような手順で水分補給をする。
1.片手を離すのに適した状況か確認(他のライダーやコーナーや信号、道路の凸凹具合等)
2.片手を離してウォーターボトルを取る(この時点で最適なエアロポジションが崩れる)
3.真下を向いたままでは飲めないので顔を横に向けるか上げる(さらに空気抵抗が増す)
4.水を飲む
5.ウォターボトルをボトルケージにしまう
というように、周囲の状況に気を配ったり、体(首や腕)を動かしたりすることでエアロポジションが崩れて空気抵抗を上げたりとろくなことがない。
一方でハイドレーションシステムを使った場合は・・・
1.エアロポジションを深める(顔をステムに近づける)
2.水を飲む
これだけである。
特筆すべきは、ウォーターボトルでは水を飲むためにエアロポジションを崩す一方で、ハイドレーションシステムでは逆にエアロポジションをとることで水が飲めるという点である。
次にスプロケットの動きを確認。
やはり34Tでは無理をしてるのか音が鳴るが、ショートケージのロード用ディレイラー(Dura-AceのRD-7900)でもちゃんと34Tでチェーンが回って十分使える状態になってくれた。
さらに(普段使うことはないと思うが)フロントローという、最もプーリーの伸びチェーンのコマ数が必要な組み合わせでも変速して走ることができた。
変速もちゃんと設定してやればそれなりに20段使うことができ、試運転としては上々。
敢えて不安な点があるとすれば、奥の坂道のような勾配では本番のシミュレーションにならず、34Tで本気でトルクをかけて回す機会は本番までおあずけというところだろうか。
結局MTB用のRD-M972はレースまでに到着せず、この状態でレースに突入することになった。
とはいえアスカトニーの反省点である水分補給の対策もできたし、平均勾配12%に耐えうるだけのギアも用意した。
あとは本番でどうなるか・・・。
とドキドキしていたのだが、まさかこのスプロケットであんなことになるなんて、このときは思いもよらなかった・・・。
これは中々良さそうですね。
返信削除自分は水分補給をする際、ボトルを戻す時に少しバランスを崩す傾向があるんで危ないんですよねー。
ハイドレーションシステムだとかなり良さそうです(・∀・)
私もバランスを崩すことがありました。特にプロトン内で前後左右囲まれた高速走行中に補給する場合はかなり気をつかわないといけないのでハイドレーションシステムの場合はそういった部分が解消されるのは大きいです。デメリットとしてはみんなやってるわけではないので目立つことでしょうか。見た目重視の場合にも敬遠される事があるかもしれませんが、自分の場合は名よりも実を取るタイプなので・・・。安全面と実用面からはこれが一番だと思ってます。
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