出走3分前という直前でスペアホイールに履き替えることになり、心の準備もできていないままスタートラインに並ぶと即スタート。
ルートは去年のコースと全く同じ。
ということでGarmin Edge 800にはあらかじめ去年作成したフロントギアガイドを入れている。
ちなみにフロントギアガイドとは、詳しくは去年の記事をご参照いただければと思うが、どの区間でフロントをアウターに、どの区間でインナーにするかのマークを付けてオーバーレイ表示させたものである。
去年はフロントはOsymetricにリアは28Tだったが、今年はEquinoxと同じ構成で、フロントROTOR Q-Rings、リアはXTR M380の34Tということで余裕のギア比構成。
それでも一部区間で少しはインナーローを使ったことから、一度もインナーローを使うことがなかったグランフォンドニュージャージーと、ほぼインナーローばかり使っていたEquinoxとの斜度比較ができる。
結局スタート直前のパンク再発はあったものの、タイムトライアル中は比較的落ち着いて走れた。
というか、むしろ落ち着きすぎていたほどで、追い込んでいながらもギリギリまで追い込んでいない状態で(悪い言い方をすれば)ダラダラと走ってしまった。
途中次元の違う相手に一気に抜き去られたり、逆に抜かれても差が広がらずに最後まで視界の中に捉えられたりとタイムトライアルならではの他選手とのやりとりをしならゴール。
タイムは去年より30秒ほど遅く、90mmのディープリムホイールで走ったことを差し引いても課題を残す結果となった。
■反省と考察
仕事もレースもPDCA。不本意な結果が出たら原因を分析して改善につなげる。
ということで今回の課題は2つ。
ペース管理とペダリングである。
Equinoxは大雑把ながらも1マイルごとの通過タイムを頭に入れておき、1マイル通過ごとにペースを確認し、目標タイムに届くようにペース管理をしていた。
が、今回は特になし。
これが、意識的にはちゃんと追い込んでいるつもりでも中だるみしてしまっていた原因であったと思う。
もう一つはペダリング。
これまで以前ご紹介した通り「重力重視のペダリング」をしていた。
重力重視ではハンドルとサドルの荷重がゼロになったとしてもペダルにかかる荷重は体重以上になることはない。
一方でご存知の通り、平均出力が同じになる場合でも、起伏のあるコースでは一定の出力を維持するよりも、上りでトルクをかけるようにした方がタイムは早くなる。
よってトルクコントロール力、必要なときにはしっかりと大腿四頭筋を使って踏み込むペダリングも重視するようにする。
とはいえ、重力重視のペダリングでも、グランフォンドでKOMを獲ったり、EquinoxでもTop-Notchグループに入るタイムを出したりと、それなりに結果を残してきたのも事実なので方向性として間違っているわけではない。つまりはこれまでのペダリングをベースにさらにプラスアルファを上乗せするような形になる。
トルクコントロール力のポイントは2つで、トルクの可動幅を大きくすることと、重力にトルクを乗せて外力と内力とを組み合わせた踏力を養うこと。後者は内力のトルクとケイデンスをコントロールする事でリズムに乗って長時間の持続を目指す。
ということで今年のオフシーズンは踏力倍加をスローガンに、早速グレイロックから帰った翌月曜日の自転車通勤から踏み込むペダリングを使えるようにトレーニングを始めたのであった。
ありがとうグレイロック。これでまた自分は強くなれる。
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