今年のレース日程では最初で最後の大型ヒルクライムレースとなる。
ここまで来たらあとはジタバタせずに、コンディション調整に注力すること。
この段階で追い込んだからといって劇的にタイムが伸びるわけでもなく、無理なダイエットをしても逆効果になりかねない。
幸い、自分の場合ミッドフットクリートポジションは去年のシーズン終了後に変えたので、それから半年以上、じっくりとデッドリフト型のペダリングに慣れることができた。
逆に一番してはいけないのは直前の段階でポジションを変えたりパーツを変えること。
特に最も避けるべきはクランク長の交換だろう。
クランク長を伸ばそうものなら、下死点までの距離が変わってしまうのでその分サドルを下げなければならず、逆に上死点は短くなるので上死点でのスムーズなペダリングに支障を及ぼす。
さらには三時の踏み込み位置が前方になるためサドル高だけでなくサドルの前後位置も検証する必要が出てくる。
そしてサドル位置が変わればハンドル位置も変わるのでハンドルの高さやフード部分の角度、さらにはハンドルまでの距離が変わることによりステムの変更まで必要になったりと、もはや全ポジションの変更を余儀なくされ泥沼に陥ることは目に見えている。
つまり、クランク長を変えるというのはジオメトリやポジションを全て再セットアップすることに等しく、シーズン中、特にレース直前に変えるなどもっての他なのである。
賢明なローディーであればまず避けるべき変更であり、そんなものに手を出すのは丁半博奕と変わらない。
・・・。
そういえばサイスポの2017年11月号でもクランク長が特集されていた・・・。
曰く・・・、
クランクを短くすれば、3時~12時のエリアを小さく回せるので、引き脚時のパワーロスが減る可能性が大きいんです。同じパワーを出していても、引き脚時のマイナスが少なくなれば、パワーを打ち消さないので結果として速く走れることになります。
~
短いクランクはパワー面で不利というマイナスイメージがあるかもしれませんが、怖がらずにチャレンジしてほしいと思います
ん・・・?
なんだこの箱は・・・。
中にはクランクが・・・。
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