詐欺?!グーグルから身に覚えのない小切手を受け取った話

今回の旅行から帰ってくると、USPSから大量の郵便物が届いていました。

ちなみにUSPSには(日本の不在届に該当する)Hold Mail Serviceがあり、無料で指定の期間郵便物の配達を局留めにしてくれて、期間満了後に配達してもらうか自分で受け取りに行くかも選べます。申請もオンラインで完了するので旅行前に簡単に手続きができます。

と、その中にGoogle Play Developer Settlementと差出人が書かれたレターが。

中身はLetterサイズの紙一枚で、気が付かなかったら他のDMと一緒に捨ててしまいなほどですが、中を見てみると小切手がついています。

普段受け取るDMの中には「口座開設したら200ドル進呈」とかでギフトカードっぽいのを模した広告もあるので油断大敵ですが、この小切手はフォーマットはちゃんとしているし、裏に偽造防止のプリントもあって本物っぽい…。

そして小切手に書かれた金額は250ドル。


謂れのない請求書だったら詐欺っぽいですが、身に覚えのない金を受け取るのも怪しいというか危険な香りがします。

こんなときはググるようにしているので早速ググります。詐欺が怪しいときは、自分が世界で初めて騙された人にでもならない限り、ネット上に同様の事例や体験談が載っているはずです。

と、スパムチェックサイトで「Google Play Store Settlementの集団訴訟は本物だ」との結果が。

さらに手紙に載っていたサイトを調べて照合してみると、複数のサイトやニュースでも取り上げられているので本物のようです。

このClass Actionの支払い対象は以下の通りで、要約すると「2016年8月中旬から2021年末までに有料アプリをAndroid用に公開した米国の開発者が対象になる」とのこと。

You may be included in this settlement and entitled to receive a payment if you are or were a U.S. developer of any Android OS application or in-app product (including subscriptions) and satisfy the following criteria:

  1. Sold an application or in-app product (including subscriptions) for a non-zero price between August 17, 2016 and December 31, 2021;
  2. Paid Google a service fee greater than 15% on at least one such transaction between August 17, 2016 and December 31, 2021; and
  3. Earned proceeds between U.S. $0 and U.S. $2,000,000.00 through Google Play in every calendar year between and inclusive of 2016 and 2021. For this purpose, the 2016 calendar year shall consist of August 17, 2016 through December 31, 2016.

広東語の入力ソフトの有料版を上げていたので身に覚えがあることも確認できて一安心。

といってもソフト自体の売り上げは公開期間の合計でも100ドルにすら届かないようなものだったと思うのですが、このClass ActionではMinimum 250ドルが開発者に支払われるということで、期せずして実際の売り上げよりも貰える形になりました。

ということで小切手に裏書きして銀行のATMで入金処理。

無事に小切手が受付されて銀行口座に反映されました。

今回の件はまさに「棚ぼた」以外の何物でもないんですが、これも期せずして棚の下にいたからこそなのかなと思います。

今回は全くノーマークの棚でしたが、シストレでの戦略のように、いつ棚から牡丹餅が落ちてきてもいいように、その可能性があるような複数の棚の下に網を張ってスタンバっておくようにしていきたいと思います。


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