一時帰国でVisit Japan Webを試してみた結果

今回一時帰国するにあたり登録したのがVisit Japan Webです。

チケットを買った後、航空会社のウェブサイトでVisit Japan Webの登録が推奨されていたのでその存在を知りました。

Visit Japan Webというのはブラウザベースの事前手続きシステムです。

コロナが猛威を振るっていたころ(2022年の帰国時)は、MySOSという専用アプリをダウンロードして直前の陰性証明やワクチン接種情報等を登録していたのですが、Visit Japan Webではブラウザだけで完結するのが特徴。

この点、Visit Japan Webが使えるのは以下の手続きでした。

  • 検疫
  • 入国審査
  • 税関申告
  • 入国後の免税手続き

そして出発前、キャセイパシフィック航空のカウンターでもグランドスタッフから「Visit Japan Webに登録してるか?」と聞かれたので、やはりVisit Japan Webに登録しておいてよかったと安堵しました。

と、思ったのも束の間…

実際の入国手続きにて…

が、コロナの扱いが緩くなったのに伴い、手続きも簡素化されて検疫手続きは廃止、入国審査と免税手続きは外国籍のみ対応で、日本人は税関手続きしかVisit Japan Webを使うメリットがありません

証明書等の情報を事前に登録して「簡素化できる」という謳い文句で、個人的には入管の入国手続きが早くなることを期待していたのでしたが、日本人は利用不可ということで肩透かし感がありました。

さらに税関では自動ゲートを通る前に別の端末でパスポートと顔の登録が必要ということで「パスポートと顔の登録」➡「顔認証で自動ゲートの通過」と2ステップ必要になります。それを香港のように自動ゲートにまとめることはできんかったんかと思います。さらに子供には対応していないということで、結局子連れの自分は有人の税関チェックを通ることになりました。

有人の方に行ってくださいと案内された職員さんに、「子連れの場合はVisit Japan Webは使えないんですかね」と聞いたところ、「Visit Japan Webは使えるけど自動ゲートは通れない」とのこと。

「自動ゲートは通れないのにVisit Japan Webは使える」の意味がよくわかなかったのですが、通常通り税関職員にパスポートを渡してチェックしてもらったあとに、Visit Japan Webで表示したQRコードを機械に読み取らせることで税関申告書がIT化されたということだそうです。

そう、つまり日本人にとってのVisit Japan Webのメリットは、
この紙👇の記入がスマホでの入力に代わるだけということだったのです。なんのこっちゃ…

ぶっちゃけ税関なんて並んで待たされることもたいしてないので、むしろ待ち時間が長い入国審査※の方を自動にしてもらいたいものです(※家族連れで外国籍がいる場合、日本人でも家族一緒に外国籍の列に並ばされます)。

Visit Japan Webの免税手続き

ちなみに免税ではQRコードを読み取らせるだけでお店側の手入力を簡素化できるということだったんですが、対応してる店のみに限るとのこと。

今回は妻のVisit Japan Webを使ってMEGAドンキで免税手続きをしたのですが、さすがに外国人に人気のドンキなら対応しているだろうと思ったものの使えず、結局パスポートを見せて手入力してもらうことになりました。

とはいえ、Visit Japan Webは登録後は今後も使えるということで毎回日本に行くたびに同じ入力をしなくてもいい&将来的にはもっと便利になるかもという期待を込めて待ちたいと思います。


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