ロードバイクで出るときはそもそも駐輪をしないので鍵も持たず、場合によっては右足はビンディングから外さずにそのまま帰ってくる。一方、街乗りの方は鍵を持って普段の移動手段として活用していた。街乗り用は盗まれてもいいようにそれほど高くない(といっても300ドル)ものを買っていた。
さて、今回のタイトルや、上で街乗り用の文章にだけ過去形を使った文脈で分かったかと思うが、街乗り用の自転車が盗まれてしまった。(´;ω;`)
もともと「盗まれてもいいように」と思って乗り分けてたわけだが、それでも実際に盗まれるとそれなりにショックで落ち込んだ。確かに金額的には、 300ドルは決して安くはないものの、買いなおしたとしてもすぐに家計を圧迫するようなものでもないのだが、精神的に痛かった。
日本でいういわゆる地球ロック(地面と繋がっているものにロックする)をしていたのだが。というかNYでは日本のように自転車だけで鍵をかけている(というかタイヤが回らないようにロックしている)自転車はほとんど見かけず、基本的に地面とくっつている柵なり柱なりポールなりに繋げるのが普通だ。
自分も20ドルくらいするチェーンを南京錠で固定するロックを使っていたのだが、それごとなくなっていた。せめて切られたチェーンでも残っていれば(精神上はつらいが)盗まれたということが実感できるのだが、まったく痕跡を残していなかったので神隠しにあったようだった。
自己反省兼今後のための分析としては、U字ロックをしてなかったというのもあるかもしれないが、チェーンをぶったぎるような窃盗相手では、結局ロックというものはあまり意味はなく、以前YouTubeでかなり大型の機械を使って太いチェーンを切断する映像があったが、本当に盗む気になれば盗まれてしまうのだと思う。それにホイールだけ盗む人や、サドルだけ盗むいる人もいる。ボルトをはずされて解体されたらと思うと、全てのパーツをロックで保護するのは現実的ではない。
というわけで、そもそも窃盗に目を付けられない(盗む対象としてターゲットにされない)ようにするというのが大事だと思う。
自分の自転車は、Park Avenueという、通行しているサラリーマンも多い目抜き通りにおいていたものの、帰るのが夜になってしまったことが最大の原因だと思う。日本とは違い一般のサラリーマンが帰宅するのは早く、夜の10時ごろでは人通りはかなり少なくなってしまっているからだ。
少なくとも通行人も多い6時くらいに帰れていれば盗まれていなかったと思う。
効率より仕事時間を重視するような残業体質の日本の会社で働いていること自体にそもそも憤りを感じていたが、こんなところでも祟られてしまった。まあ長時間労働ならあらかじめもう自転車通勤はせずに、歩いてこいという話だが、距離じゃなくて労働時間的な制約で自転車通勤すらできないような仕事はごめんだ。
やはりここニューヨークで盗難を心配せずに自転車に乗るには有人駐輪場に停めるのが一番だと思う。とりあえず地獄の冬の季節に入ってしまうので、次の春までは徒歩通勤になりそうだ。徒歩、徒歩、トホホ。(´・ω・`)
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