激突、アライグマ

まずはこの映像を見ていただきたい。



これは以前「ヨーロッパの犬事情」としてエントリをしたときに紹介したものだが、ぶっちゃけそんなこと起きるのかと思っていた。

というか年がら年中走っているプロレーサーだからこういうことも起こるのであって、自分のような素人には関係ない話だと思っていた。


思い返せば、今日は走り始めからフロントタイヤに不吉な兆候が出ていた。

いつものようにプロスペクトパークに行ったのだが、がくんがくんとフロントタイヤの回転に合わせて振動が起きる。

パンクかとも思ったがそうでもないようで、停止して見てみると石や砂利がくっついている部分が。

石や砂利を取ってみると、なんか粘着性の高い物質がついていた。最初「うん」が付くものかと思ったが、プロスペクトパークやセントラルパーク名物の馬糞ではなく、ガムでもないらしい。正確なところはわからないが、乾く前のアスファルトの真っ黒い接着剤(?)的なもののようだ。



なんとか走行に影響がないくらいまで剥がしてから、いつものようにタイムアタックを開始。タイムアタックが終了してクールダウンのラップ中にその事故は起こった。

プロスペクトパークの西側、ゆったりとした下りが続くコースを流していたら前方にアライグマが見えた。

「アライグマなんてプロスペクトパークで見るのは初めてだなぁ」と思いながら走ってるとアライグマもこっちを向いて道路の真ん中で停止

「おいおい、動かないのかよ」と思いつつ、左へ避けようと動くと、なんとアライグマも左へ歩き出すではないか。

で、避けきれずに衝突。

後ろをジョギングしてた人たちから「Oh!!」という叫び声があがり、こっちも落車の危険が頭をよぎる。

なんとかよろめきながら体勢を立て直し、後ろを振り返るとアライグマも歩いていて無事。あわよくば(?)傷ついたアライグマを連れて帰って介抱してというラスカル的な展開にはならなそうだ。一安心。

次に心配するのはフロントホイール。というかAeolus 5.0があーー。お前(ラスカル)にはこのホイールの価値はわかるまい・・・。


ちなみに衝突したホイールの状態はこちら。



野生のアライグマの体は汚いのか、かなり汚れがついているが、へこみ等の損傷はなし。スポークも無事で振れも出ていない。クールダウンのラップだったということでスピードを出していなかったのと、こっちも避け気味で斜めに衝突したため衝撃はそこまで酷くなかったようだ。

さらにはAeolusのホイール構造的にも衝撃を吸収できたのかもしれない。Aeolusのディープリムは2階建て構造で、Bontragerで作ったリムにHED.がディープリムのカウル部分を取り付けており、他のブランドのカウルに比べてベコベコしている

というかこういうことって起こるものなんだなぁと思った一件だった。

運が悪ければ犬とかには衝突することもあるかもしれないと思っていたが、まさか初衝突の動物がアライグマになるとは。。。


2 件のコメント :

  1. 本日NYCC のEscape NYの100M完走しましたが、貴殿は出られましたか?小生後半ばてばてで失速。やはりおにぎりを忍ばせておくのだったと後悔しております。

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  2. 初心者ロードレーサー2010年9月26日 20:54

    Escape NY出られたんですね。100M完走お疲れ様です。私は今年は見のがしてしまいました。事前にわかってれば御一緒したかったです。私も補給不足で失速したことがありますが自転車はそれがはっきり出るんで怖いですね。
    次のイベントとしてはBike MS NYでしょうが、参加費が高いので今年は見送ろうかと思ってます。イベントではないですがGovernors Islandに行けるのも再来週までですね。

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