そもそもの通勤用ライトの特徴については通勤用ライトとブルベ用ライトの比較を参照していただきたい。
テールライトの中でも、有名どころCat EyeのフラッグシップモデルであるTL-LD1100、一方最強の呼び声高いBlackburnのMars 4.0を比較したい。ちなみに自分はTL-LD610も持っているが、TL-LD1100の一つ下位のモデルだけあり、TL-LD1100未満という感じである。
■比較表
Wikiの方に記載(テーブル作るのがブログだと大変で・・・)
■サイズ
こちらが両者を並べて写した状態。
圧倒的にMars 4.0が小さい。TL-LD1100は大きく、よく言えばボリューム感がある。
■形
サイズにあわせて、形もポイントである。TL-LD1100はデコボコ、イボイボ、太いなど酷評が目立つ。一方でMars 4.0はその小ささが目立つ。まるで王冠の中央に付いている宝石か、ガンダムの額の赤いやつみたいである。最初はTL-LD1100のイボバイブと比べてあまりのスマートさに、その性能を疑ったものである。
■重量
TL-LD1100の重さが目立つ。単に重いだけならまだしも、サドルバックに付けると自重で下方向を向いてしまうなど、機能面にも影響を与えてくるので要注意である。
■実際の光量
まずはTL-LD1100をブラインドに向けて照射した状態。
次にMars 4.0。
すでにその差は歴然であるが、さらに以下が両者を天井に向けて照射した比較である。もちろん右がMars 4.0。
TL-LD1100は10個LEDが付いていて、その6個は正面を向いているので、赤い光が6個反射するかと思えばそんなことはなく、というのもオプティキューブレンズテクノロジーを使用して光の効率を高めているそうで、よく見るとTL-LD1100のライトはレンズが中央部分に屈折するようになっており、中央に集光されるようにできている。
というか6個のLEDの力を一つに合わせても、Mars 4.0の1個のLED以下というのは・・・。
■総評
TL-LD1100や、その過去モデルのTL-LD1000のレビューでよく見かけるのは、「安全に比べれば、ごつい、かっこ悪いなんて気にしない」「多少重くても安全には代えられない」といった文句である。実際に、TL-LD1100を購入したときは、自分も同じ意識であったし、安全第一という考え方は正しいと思う。
が、「安全性」を金科玉条のように掲げ、消費者の比較検討の思考を惑わせるようになっている気がする。
というか、なんかTL-LD1100を批判するような内容になってしまったが、Mars 4.0を除けば、現在手に入る中で最高級の部類に入るものだと思う。実際にこれを書いている今もTL-LD1100を付けて自転車通勤している(というかMars 4.0に付け替えるのがめんどくさいだけだが)。
■LEDの罠
実際の光量のところで検証したとおり、やはり重要なのはLEDに対する認識である。
ブルベのときに比較検討したFenix L2DやGENTOS閃などのCREE社製高輝度LEDの世界を体験した人ならわかると思うが、LED10個やLED50個といったライトよりも、超高輝度なLED1個の方がよっぽど明るいということが多々ある。LED一個なのに単三電池二本を一時間で使い切ってしまうほど電池消耗が激しい超高輝度ライトは並みの明るさではない。明るさの基準はLEDの数じゃないのである。
テールライトについても、CatEyeのTL-LD1100のLED10個よりも、Mars 4.0のLED1個の方が明るいというのはまさしくその世界と一緒であった。
テールライト比較、面白く拝見しました。
返信削除このところ自転車でなく自転車ライトが趣味(?)のようになってきた私ですが、テールライトには踏み込んでいません。Mars 4.0は、各所で評価が高く、とても気になる存在ですね。が、得意の(?)中華ライトでもっとコストパフォーマンス抜群のやつが無いかと、ただいま物色中。^^;
・・・ライトなんぞ物色してる暇があったら、バイク乗れよ!>オレ(笑)
私もフロント系で中華ライトを2本買ったことがありますが、安さとドキドキ感が病み付きになりそうですよね。前を走ってる自転車のテールライトにばかり目が行ってしまうここ最近です。
返信削除