物欲紹介:Garmin Edge 520にEdge 800からの乗り換え比較



というわけで衝動買い的にポチっとしたGarmin Varia VisionとGarmin Edge 520。




買っただけで早く試したいという意欲が沸いてきたのだが、到着翌日はあいにく雨でバス通勤。

明日は朝から外出なのでライドもできず、早く走りたくてしょうがないという精神状態に。

新しいオモチャの持つ力は偉大である。

ビバ、物欲!


ちなみに今回欲しかったのはGarmin Varia Visionだけ。

ドラゴンボールを読んだことのある世代なら誰でも、スカウターが現実のものになればと妄想したことがあるだろう。




そういえば、以前Stagesのパワーメーターの調子がおかしくて認識できず、サイコンが「検索中状態」になったまま通勤をしていたら、別のローディーのパワーメーターにつながってしまい、表示部にそのローディーのパワーが表示されたことがある

パスワードが必要になったりするBluetooth等に比べ、ANT+はセキュリティも甘く、周囲に飛んでいるデータを取ろうとすれば取れてしまうので、これを意図的に実装するシステムがあれば面白い。

まさにスカウターのように、レース中に周囲のレーサーを捕捉してパワーを表示できるようになるかもしれない。というかすでにもう技術的には可能になっている。



「前方に400Wの反応が5つ!!」


それこそ今のサイコンであれば、Bluetoothでスマホと連携して第三者が位置情報を確認できるGarmin LiveTrackなど、現在位置や出力をネットで共有することも可能になっているので、単なるチーム練習でも逃げ集団と追走集団に分かれたり、レースでも逃げているチームメイトの位置を確認したりと、レース戦術的な幅が広がることは間違いない





と、Varia Visionの話しに入る前に、まずVaria Visionは現時点でGarmin Edge 1000とGarmin Edge 520にしか対応していない


自分が所有しているのはGarmin Edge 800、Garmin Edge 500、Garmin Edge 705のみ・・・。

このうち普段使用しているのはGarmin Edge 800で、以前ご紹介した通り、Garminの良いサポートにも恵まれて全く不自由していない。

Garmin Edge 800の電池劣化問題:ガーミンのサポートは神なのか


そしてさらに以前ご紹介した通り、Garmin Edge 1000やEdge 520の追加機能(Stravaセグメントやスマートフォンと連携したメールや電話の着信通知)には全く興味がない・・・。

物欲紹介?:Garmin Edge 1000


ということで、Garmin Edge 520を買う必要性はないのだが、Garmin Varia Visionのためだけに購入。




結論から言えば・・・やはりGarmin Edge 800を持っているのであればGarmin Edge 520は必要ない気がする・・・。

Edge 800とEdge 520で大きく変わったのはその操作方法。

Edge 800は感圧式だが、Edge 520は705や500当時のボタン式に戻っている。

おそらく感圧式で評判が悪かったからボタン式に戻したのだろうし、インプレを見ていると「ボタン式に戻ってよかった」という声があるのだが、ぶっちゃけ個人的には感圧式の方がよかった


その理由は「インタフェースのクリック数の少なさ」

ウェブデザインやウェブアプリケーション開発をしたことがある方なら経験があるかもしれないが、ウェブ関連業界では「目的のページにトップページから何クリックで辿り付けるか」というユーザビリティ(使いやすさ)の物差しがある。

例えば5つのデータを表示しているフィールドスクリーンのうち、一番最後のデータの表示項目だけ変えたいとする。

これがボタン式の場合、セッティング画面に行き、スクリーンセッティングを選び、データセッティングを選び、5つ目のデータ設定を選択し(これだけで下ボタンを5回押さないといけない)、表示データを選択するという手順が必要になる。

ところが感圧式であれば、普通にスクリーンを表示しているときに当該項目を長押しするだけで「表示データを選択する」手順に一気に飛べる

GPSのオン・オフもそうで、ボタン式の場合はセッティング画面へ行き、GPSを選び、クリックし、オンオフ切替画面に行くが、感圧式であればGPSのマークを押すだけでオンオフ切替画面に飛べる。




ちなみにスタート/ストップとラップ/リセットボタンは感圧式のEdge 800にもボタンとしてついている。しかも上面についているので手前側についているEdge 520に比べて押しやすい。

Edge 520の場合、特にBar Flyのようなポジションでマウントしていると、ステムが邪魔して押しにくかったりするので、ボタン面でもEdge 800に軍配が上がる。

となると、個人的な好き嫌いになってしまうが、そもそもユーザインタフェース的に自分に合うEdge 800から、わざわざ使いにくいEdge 520に乗り換える気がなくなってしまう。

Stravaのセグメントランキングをライド中にリアルタイムに見たいという人ならともかく、そうでない人にとって、Edge 520はWi-Fi機能とVaria Vision連動機能がついただけに思えてしまう。

Wi-Fiはパイオニアのサイコンでも経験済みで、たしかに自動でアップロードしてくれるのは楽ではあるが、そもそも充電のために定期的に(自分の場合1週間に1回ほど)USB接続をする必要があり、Garmin Expressをパソコンに入れていれば自動でアップロードしてくれるので、都度Wi-Fiでアップロードするメリットはあまりない。

ただGarmin Edge 800と同じく、地図も表示できるというのは知らなかった。同じく500番台であるGarmin Edge 500では地図表示はできなかったのでEdge 520もできないと思っていた。ただこれもEdge 800からの乗り換えであれば特に「新機能」ではない。

それにここが重要だが、自分の場合すでに北米や東南アジアの地図を購入してEdge 800に入れてしまっている・・・。




となると最後はVaria Visionには必須という特徴だけ残ることになる(Edge 1000という選択肢もあるが)。

結果、すでにEdge 800を持っていて購入済みの地図もEdge 800に入っている自分にとっては「Varia Visionに繋ぐのでなければ不要」という扱いになってしまうサイコンであった。


ただEdge 520単体で見た場合は、この小ささと画面の綺麗さでありながら、Wi-Fiにも対応していてEdge 800の機能もほぼ網羅しているというのはとてつもなく洗練されたモデルであるといえる。

自分がもし地図導入済みのEdge 800を持っていなかったら、またはEdge 800の調子が悪く買い換えようと思っていたら、間違いなく「買い」のサイコンであろう。





2 件のコメント :

  1. Garmin Varia のことぐぐってたらここにたどり着きました!
    recon jet 持ってる物としてGarmin Varia はやはりとても気になる物で...
    詳しい感想まってます!

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    1. 私の場合結局使い続けるまでに至りませんでしたがご参考になれば幸いです。
      基本性能自体は広告通りの機能を提供してくれているので、あとは柄の調整が効いてしっかりとホールドできるアイウェアであれば大丈夫だと思います。

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