そう、サイクロコンピュータの装着である。既にこれまで何度も触れているが、サイクロコンピュータは自転車を続けるために必要不可欠なパーツだと思う。
というわけでサイクロコンピュータのスピード&ケイデンス送信機を装着しようと、左側のチェーンステーに注目するが・・・。
なんと構造上、ケイデンスセンサーとスピードセンサーを同時に取り付けることが不可能であることがわかる。
ケイデンスセンサーをギリギリのところに装着しても、スピード用マグネットが付くスポークにセンサーが届かないことが写真からわかっていただけると思う。
元々ブロンプトンは、小径車でありながらホイールベースを広く取ることで走行安定性を確保し、折り畳み自転車ながら快適走行を可能にしている。
一方で、ホイールベースはクロスバイクなどと大差なく、もちろんクランクの長さも変わらない一方で、ホイールだけが小さくなっているため、クランク部分とスポーク部分の距離が通常のロードバイクよりも広くなっており、1つの送信センサーでクランクとスポークから信号を読み取るサイクロコンピュータ(今回の場合は、GarminのGSC10)にとって、クランクとスポークが遠すぎて両方同時に読み取ることができないのだ。
しまったぁぁぁーーーー。
すでにブロンプトンに備えてGSC10を二つも買い増し(これですでに合計5つ)しておいたのだが、無駄になってしまうかもしれない。
と思ったが、そういえばGarminにしてからはローラー台以外ではスピードセンサーを使っていないことに気付いた。Garmin Edge 705、Garmin Edge 500ではGPSが利用可能であればGPSで速度を記録するので、そもそもスピードセンサーが不要なのである。
ということでケイデンスに絞って位置合わせを行う。
■ケイデンスマグネットの装着
ブロンプトンの標準左クランクは、折り畳み式ペダルに対応しているためか、折り畳まれたペダルを支えるような出っ張りが付いている。ちょうどケイデンスマグネットをつけるあたりについているのですこぶる邪魔なのだが、クランクまで替える準備はできていないので、位置的に出っ張りの外側(ペダルの軸横)に装着することにする。
が、見ていただくと判るとおり、折り畳み式ペダルの折り畳み機構のせいで、クランクとの間が狭すぎるために、そもそもケイデンスマグネットを固定する結束バンドをつける隙間がない。
しょうがないので、サイクロコンピュータをつけた後にやる予定だったビンディングペダルの取り付けから始めることにする。
■左の折り畳み式ペダルを外す
24mmのレンチを使う。このレンチはスプロケット外し以外に使ったことがなかったがついに他の用途に使うときがきた。
こいつもペダルを外す方向と同じで、簡単に回って外れた。
ペダルを取れば普通のクランク規格なので、Look Quartzのビンディングペダルをつけてやる。
するとクランクとペダル間に余裕ができて無事ケイデンスセンサーを取り付けることができた。
■右のペダルも交換
ということで右のペダルも外そうとするが・・・、硬い・・・。
めちゃくちゃ硬いのである。一瞬、(あれほどこれまでペダル交換しているのに)回す方向を間違えたかと心配になるほど。
結局大事なトルクレンチのビットをなめてしまったので、電動なりいろんな器具を使って強引に外した。
■Quartzペダル
というわけで両方にLook Quartzペダルを装着完了。
クリートもセットして試しに着脱をしてみるが、すごく着脱しにくい。
TimeのiClicのクリック感に慣れてしまったせいかもしれないが、TimeのiClicに比べてその倍くらい、かなり変な体勢になるほど足首を捻らないと外れないのだ。いろいろクリート取り付け位置を調整してみてもダメだった。
Time iClicの着脱角度に慣れてしまっている手前、さすがに事故に直結するほど着脱がしにくかったので、とてもではないがこれで公道を走る気にはならず、結局Quartzペダルはあきらめることに。というかMTBの二穴系のペダルはロードバイクの三穴系よりも外しやすいと思っていたのに・・・。
■結局・・・
結局、いつも乗りなれており、ペダルが余っているTime iClicを取り付けてしまった。
というかブロンプトンにロード用ペダルをつけてしまうとは・・・。
ただ乗り心地はよくなった。まあシューズとペダルに関してはTrek Madoneのときと同じ構成なので乗り心地がいいのは当然なのだが。
言い訳(?)としては、Time iClicなら面積が広いので重いトルクをかけない限りは普通の靴でも踏むことができるというところだろうか。
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