といっても、ブロンプトンは職場に置いてあってパンク修理的な時間を取る(&汚れる)のは避けたいので、今回はホイールごと交換して、パンク修理は自宅でゆっくりすることにする。
ということで自宅にあるもう一つのブロンプトンから後輪を外す。(以下、写真が前後しているが、青いフレームが自宅のスペア、白いフレームが職場に置いて作業した通勤用ブロンプトン)
その際にこちらの公式ビデオを参考にする。
ブロンプトンは車体の後ろ半分を180度クルンと回して折りたたむことができるので、折りたたんで後輪を安定させた状態で作業。
まずは内装変速のチェーン(ブロンプトンの内装変速機はワイヤーケーブルではなくチェーンでテンションがかけられている)を外す。
ロードバイクのシフターケーブルのように挟み込んで止めてあるのかと思ったら、ネジでクルクル回して固定するようになっている。
両端をクルクル回してシフターチェーン(と呼べばいいのかと思ったら変速ロッドと呼ぶらしい・・・)を取り外す。
そして変速ロッド調整ネジの15mmナットを取り外す。
お次はチェーンテンショナー(プーリー)をとりはずす。
こちらはプーリーガイド。
ホイールを固定している同じく15mmのナットを緩める。
このナットは左右両方で同じものが使われている。
さらにナットの内側にあるワッシャーを外す。
このワッシャーはフレームに食い込んでいて、ナットが少しゆるんでもホイールが脱落しないようになっている。(白い跡が食い込んでいた部分)
さしずめロードバイクのフロントフォークにある爪と同じく脱落防止の役割を果たしている。
ところがこのワッシャーが食い込んでいてすぐに外れないので、マイナスドライバーで外してやる。
逆側も同じようにナットを緩めて(完全にナットを外さなくてもいい)ワッシャーを外すことでホイールが取り外し可能になる。
ちなみにタイヤに空気が入っている場合はブレーキシューに引っかかって取り外せないので空気を抜いてやってから外す。
こちらが取り外したリアホイール。めちゃくちゃ重い・・・。
700Cで30Tのスプロケをつけた90mmのディープリムホイールよりもさらに重い…。(まあ、Aeolus1本で(折り畳み自転車でも高価な方の)ブロンプトンが買えてしまうくらいだから当然かもしれないが)
スプロケの話しが出たので補足しておくと、自分のブロンプトンの外装変速は2段構成で、13Tと16T。
小径車な分、ギア比を大きくするためにフロント歯数は多く、リア歯数は少なくなっている。
取り付けるときは外すときの逆をすればできあがり。
注意すべき点としては、公式ビデオでも触れられているが、ナットを締めすぎないこと。
そのため外すときにトルクレンチで締め付けトルクをチェックしておく。
変速ロッド調整ネジは50 lbf/in、ホイール固定のナットは左側が100lbf/in、右側が150lbf/inと左右でずれていたが、Timeのクリートネジを締めすぎて壊した前科がある自分としては100 lbf/inで締めておく。
ワッシャーは「TOP」と彫ってある方が上なのだが、車体の後ろ半分を折りたたんだ状態では(180度逆さまになっているので)「TOP」が下にくる。
ということでホイール交換完了。
パンクした方のホイールは泥を落として袋に入れてT-Bag(ブロンプトン専用で一番大きなバッグ)の中へ。
パンクで1日自転車通勤ができなかったが、これでまたいつもの楽しい自転車通勤に戻れる。
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