友人から「夫婦でそれぞれ自転車を買ったので走りに行かないか」という連絡が。
基本的に自転車関連であればMy Pleasureなので、待ち合わせて彼らの自転車を拝ませてもらう。
■400ドルのロードバイク
そして彼がウォルマート(?!)で400ドル(正確には399ドル)で買ったというロードバイクがこちら。
気になるブランドは「Triace」……。聞いたことないなぁと思いつつも、いろいろとチェック。
ボトルケージ用のネジ穴はちゃんとついている。
チェーンリングやギア周りはシマノ。
フロント3枚、リア8枚で、24速。ってロードバイクじゃなくてクロスバイク向けのギア構成だなあと思いつつ…。
シフターの操作系はSoraと同仕様。横内側に突き出ているスイッチを親指で押し下げて(リアの場合)ギアを重く、ブレーキを内側に押すことでギアを軽くできる。
素材はどうみてもカーボンではないのだが、アヘッドステムにはカーボン柄を採用。
コラムスペーサーもカーボン柄。
サドルはロードっぽいが、Triace純正(!?)のもの。
ところがちゃんと仕様はロードバイク仕様になっているので、サドル交換も可能。
ブレーキはPromax(?)というメーカー。タイヤはちゃんと8.5Barまで空気を入れられるロード仕様。
ちなみにフォークはなんとカーボンフォーク。ハンドルは自分で取り付けたらしいがこんな角度で取り付けていたので直してあげた。まあ上下逆さまに付けて乗っている人もいるので絶対この角度でなくてはならないというものもないのだがまずは基本の角度で。
まあどこぞの有名車メーカーの名前がついたルック車に比べれば、マシなのかもしれないが、ロードバイク風にしたクロスバイクと言った方が適切かもしれない。が、初めて買う分には十分だろう……たぶん…。というか買う前に自分に相談して欲しかった。この一台をきっかけに彼がスポーツバイクの楽しさを知るように祈るのみである。
■アメリカの電気自転車
そして彼の奥さんが買ったのがこちらの電気自転車。同じく約400ドル。
ちなみに日本では、電動アシスト自転車のみで、漕いだ力と同じ分だけアシストしてくれるが、アメリカの電気自転車はアシストモードと全自動モードが選べ(写真の赤いボタン)、漕がなくても手首を捻るだけで進んでくれる(というかすでにスクーターや原付と同じ感じである)。
変速は7速。
電池パックは重いが、一番重いのはモーターらしい。
試しに乗らせてもらったが、これはかなり新鮮だった。というのも、電気自転車に乗るのは初めてだったので、最初はまるで後ろに誰かから押されているような感覚で、思わず後ろを振り向いてしまった(が、誰もいなかった)。
さらに全自動モードが威力を発揮するのは発進時で、赤信号の停止状態から発進するときに、手首を捻るだけで進んでくれる。で、スピードに乗ったらペダルを漕げばいい。ぶっちゃけ「こりゃいい(楽だ)わ」と思った。
ちなみに全自動は最高19mph(時速30.4km)までで、それ以上になるとモーターは動かない。変速は最高速の7ギア目でもたいして速くなく、結局赤信号になる前に交差点を通過する場合などは、ケイデンスを上げて速度を上げるしかない。
ということで、ぶっちゃけロードバイクの方がよっぽど速いが、これはこれで面白い経験だった。お遊び用に一台持っておくと楽しいかもしれない。
ちなみにブロンプトンを電気自転車化できるものもあるようで、その場合など折り畳んで良し、電気で良しで、通勤に威力を発揮しそうである。
■ポタリング
そして今回はサンセットパークという公園へ。
高台の丘になっていて、西側の景色が綺麗である。
普段来ることもなく、この公園に来るのは初めてだったのだが、その名の通り、西にマンハッタンを臨むことができ、マンハッタンに沈む夕陽が綺麗に見れる公園なんだなぁと思った。
ということでレース後にゆっくりまったりなポタリング(といっても数キロ&30分ほどしか走ってないが)で翌日のグランフォンドニューヨークへの馴らし走行をしたのであった。
■その後
ちなみに彼の家にはこんな自転車も。
クルーザーなのだが、固定ギアになっているのでピストのような走り方になる。試走したかったが、空気が入っておらず、空気入れもなく断念。
ところで話題が変わるが、彼の家にはGoogle TVが。
Sony製で、Android OSのGoogle TVをベースに、TVとインターネットができるというもの。
インターフェイスはこんな感じ。
メニューを見るとまさしくAndroidだが、自由にアプリケーションをインストールすることはできないらしい。
夕食はSheepshead Bayのバイキングへ。
湾には白鳥が。
海港城という名前の中華系バイキングだが、名前の通り海鮮尽くしである。
もちろんケーキ系もある。
アイスクリームも。
そのまま腹を膨らませて眠りについた。普段ならNGだが、レース後にグリコーゲン超回復の効果を狙って&翌日のグランフォンドニューヨークでエネルギーを消耗することを考えて多めに食べておいた。といっても脂肪も一緒に結構摂ってしまった反省があるが・・・。
Triaceはニューヨークにも進出してるんですね。Triaceは中国(大陸)のメーカーで、クロスっぽいのだけではなく本格的なロードフレームも作ってます。ここ上海ではTriace専門店もありますよ。
返信削除通りすがりの自転車のりさん、アメリカではWalmartで売られているあたり、けっこう頑張ってると思います。それにしても上海にTriace専門店があるとは知りませんでした。Trek Shopみたいな感じですね。そういえば去年だったかツアー・オブ・チンハイレイクを見ていて、スポンサーにTriaceが出てきたのを見てびっくりした記憶があります。
返信削除はじめまして。
返信削除日本に住んでいますが、今度ハワイに移住することになりました。
そこで、電動アシスト自転車についていろいろと調べているんですが
日本と違って全自動で動くものもあるということですが、これは法律的にはどうなんでしょうか。
ドライバーライセンスが別途必要だったり、申請が必要だったりということはあるんでしょうか。
教えていただけると助かります(^^
よろしくお願いします。
3rdさん、はじめまして。ハワイに移住とはうらやましい限りです。
返信削除こちらでは州によって法律が違う※のでなんともいえませんが、NYでは全自動自転車に乗っている人もよくみかけます。
��※例えばヘルメットの着用が必須な年齢もNY州とNJ州では違う)
少なくとも全自動自転車を所有するにあたって申請が必要ということは聞いたことありません。
が、全自動自転車でも、単に自転車に電池パックがついたものから、外見はスクーターにしかみえないもの、原チャリにお粗末程度にペダルがついただけのものなど様々で、明らかに自転車のベースを残していないものは日本でいうところの自動二輪とみなされるようです。
実際、自転車専用道路を原チャリにしか見えない自転車で走っていたチャイニーズ系の住民が切符を切られたというニュースを見たことがあります。
ただ、正確には移住先の交通規則をご確認いただくのが一番だと思います。
こんにちは。
返信削除質問しておいてこのページのブックマークを忘れておりまして
やっと見つけました。
既にハワイに移住して数ヶ月経過しますが、ハワイだと全自動自転車に乗っている人を
気づいていないだけなのか知りませんが、全く見ません。
ただ、全自動のキックボードに棒が生えたようなものに乗っている人は何人か見ました。
とりあえず、今すぐ必要というワケでも無いので落ち着いたら良く検討してみたいと思います。
ありがとうございました!
無事新生活を始められましたようでよかったです。たしかにNYでも(特に若者で)キックボードというかスクーター(日本語のスクーターとは違って)に乗っている人を見かけます。逆に自転車は日本と違って日常の足というよりはスポーツとして乗る人の方が多いですよね。またなにかありましたらぜひコメントください。
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