昨日天気を確認するとやはり雨模様。ただ、既に登録は済ましているし、昨日のグランフォンドニューヨークのチェックインでテンションが上がってきたので雨でも走ろうと思い床につく。
本日朝起きるとまだ雨は降っていない。で、天気予報を確認すると…。
うーん、天気予報は信頼ならないなぁと思いつつ、準備をして出発。気温も暑くなく、寒すぎず。絶好のレース日和となった。
チェックインでは、どの列がどのカテゴリか書いていなくて係員に尋ねながら3回も並び直すことに。しかも、レース共通の所定フォームはこれまでのレースでは既に必要事項がプリントアウトしてあってサインするだけだったのだが、これまでと違って記入しなければならなかった。
ちなみにPro/1-2-3に間違えて並んでしまったときに、振り返りざまにいた黒人レーサーが、文字通り丸太のような太腿をしていた。というかどう見てもCat5の筋肉じゃない…。恐るべし。
一方で、天気予報が外れて当日晴れになったからか、当日登録をしにきたレーサーも多かった。が、自分のすぐ前で締め切りになって「えー、せっかっくここまで来たのに」と悔しがっているレーサーも。自分は事前登録済みなので問題なかったが、今後もできるだけ事前登録を余裕を持ってするようにしたい。
ゼッケンを付けているとRiders to the lineコール。
真ん前にいるのが地元チームの一つで、同じチームジャージを着ているレーサーが8人ほど。前回もこのチームの1人が2位を獲っているのでマークしようと思う。
他のカテゴリも並んでいる。今回はPro/1-2-3、Cat4、Masters、Women、Cat5と5カテゴリの集団で走るので参加走者は300人超。
■レース
レーススタート。1周目は10番目前後でいつも通り進む。
ペースは速いが前回と同じ程度。客観的な速さに対して、ドラフティングのおかげでそれほどきつく感じず。ところどころで脚を休めつつ集団の中で走っていく。
途中、集団の中で前後しながら20番目前後になる。ラフィーと「調子はどうだい?」と言葉を交わしつつ集団の中でまったりモード。
3周目に入って登坂に入る手前、なんの変哲もないところで右前方2時方向でクラッシュ発生。ガシャッグシャグシャグシャと続くクラッシュ音を聞くに5台以上は巻き込んだクラッシュと思われる。
クラッシュが起こると周囲も連鎖的に避けるように動くので、こちらにも波及してきてなんとかブレーキをしつつ避けながら進む。
その影響で先頭集団と差が開いてしまうので回転数を上げて離されないように集団に復帰。
その後も、これまた何の変哲もないところでいきなり前方でブレーキをかけたのか急に速度が落ちたりすることがあり、周囲からも「Oh!」といった声があがりつつ警戒しながら進む。やはり多少ドラフティングの効果が落ちようが、それなりに前方との間隔を空けて、マージンを取って走った方が気が楽だ。初めてのレースで、集団の中央にいたせいで避けきれず、ファイナルラップの残り1.5kmというところでクラッシュに巻き込まれたことがあったが、それからはできるだけ集団の両端にいることで安全マージンを残しておくように心がけている。
3周目が終わろうとしているところで、隣のレーサーが、「1 more?」と聞いてくるので、いや、あと2周だと答える。が、いや、あと1周だろみたいな話しになり、Garmin Edge 500のラップ数を確認。その場は「うーん、あと1周かも。」「動揺させようとしたな、Hahaha」的な会話になったが、実際にはやはりあと2周で正しかった。そんなやりとりをしながら4周目に突入したことで、ラップのボタンを押し間違えてストップを押してしまい、慌ててサイクロコンピューターを操作する。まあログを取るためにレースをしているわけではないのでどうでもいいのだが…。
そしてレースは最終ラップに。
前回のレースで反省したように、1位狙いで途中で単独アタックをかけることなく、今回は入賞狙いで集団の中で我慢する戦略で走る。
そして前回のレースでスプリントをしかけた残り1km付近でもまだ先頭集団の中。
ここで新たな発見が。
集団の前方では既に何人かがスプリントをかけてもがいている。
一方で後方の自分達はほぼ同じスピードで走りながらもドラフティング効果もありもがくこともなし。
そして先程もがいていたレーサーが疲れ果てて後ろに落ちていく。
そうか、前回の自分はまさに今前にいてもがいていた人たちそのものだったんだなぁと、客観的な光景を分析する。
そのまま集団の中で残り数百メートルを走っていく。
最後のちょっとした坂の手前、単独では時速40kmがいいところだが、このときは単独のときほど苦しくないくせに時速50km。やはりドラフティング効果は絶大だ。
「今回はアタックをしかけない」をスローガンに、飛び出したい誘惑を抑えながらまだ先頭集団の中で走っていく。
すると、こっちは単に先頭集団で走っているだけなのに、ついていけない周囲のレーサー達がどんどん落ちていく。
なるほど、わざわざ単独アタックをして抜かなくても、最終的についていけないレーサーは振るい落とされていくから、そこで結局抜いたことになるのかなどと感心しながら残り200m。
最後の100m、登坂が終わる手前ですでに集団を形成しないほど絞れてきていたので、自分もあとは横並びのスプリント。
隣りに2台いて、そのうちの1台とはホイール1個半差をつけて、残りの1台とはまさしく僅差で、どっちが勝ったのかわからないくらいでゴール。
おそらく5位か6位か。
で、結果はほぼタイヤの差で6位。
とはいえ、やっと入賞できた。
■レース後
いつもはレースが終わるとさっさと帰るのだが、今回は入賞したのでメダル(上位カテゴリは現金)をもらうために全レース終了まで残ることに。
まずはゴールしたあと他のレーサーと一緒に1周リカバリーライドをしながら脚を回復させる。
他のカテゴリがまだレースしているのを横に見ながら徐行。
1周してスタート/ゴール地点に戻ってきて待機。
他のカテゴリレーサーが走るのを観戦。
次々にゴールしていく他のカテゴリレーサー。
とりあえず上位カテゴリレーサーの走り方を参考にしようと思いながら観戦。
Pro/1-2-3カテゴリはまだまだ周回。
ふと見るとサドルが擦れている。おそらく以前のクラッシュで擦ってしまったのだろう。
このサドルももう剥げてきて使い古し感があるが、少なくともレース用では荷重はサドルにはあまりかからないし、実用的な問題はないのでひとまず変える必要もなさそうだ。
まだまだ全レース終了までは時間があるので他のレーサーのロードバイクを見る。もともとロードバイク自体が好きなので、高級ロードバイクが集まっているレース会場は目の保養になる。
こちらはBT。スプロケットにはSRAMのREDがついている。
キャノンデールのSix13。
コルナゴのCX-1。ステムにはFSAのSL-Kが。
他にもSRMやPowerTapの実物を堪能する。
やっと全レース終了してしばらく経った頃に賞金・メダルの授与が。自分はCat5なのでメダル。
ぶっちゃけメダル自体はちゃっちいものであるが、「Congratulations!」と言われて、喜んで良い結果であったと実感。
裏にはちゃんと順位も書いてある。というか単に現金をもらうよりも良い記念になる。
ちなみに、2位、3位は冒頭の地元チームで、レース後に何位だったかなどと話し合っている。8人ほど同じチームがいたが、そういえば手前でスプリントを仕掛けて落ちていった中にもいた。もしかしたら彼らは発射台とエースで役割分担しながらチームプレイで走ってる気がしないでもない。
会心の出来ではないが、客観的にゴール前の状況を現場で分析できたという経験は大きかった。一方で、これまでどれだけ周りが見えてなかったかがわかった。今回と同じような最終ゴール前の走り方が出来ていれば、これまでのレースでも何回か入賞できていたと思う。
まあ日々是経験。一歩ずつ進んでいきたいと思う。
この点、継続して良い結果を出せればCat4へアップグレードするのもありかもしれない。その暁には、「初心者ロードレーサー」の名前を返上して「駆け出しロードレーサー」とでも名乗ろうかと思う。
というか明日のグランフォンドニューヨークの準備をしなければ。
ブレーキシューを交換して、20%の激坂に備えてスプロケットをギア比が軽いものに交換してと、やることがいっぱいである。
入賞すごいですね!NYCでロードレースが盛んな事にびっくりです。グランドフォンドNYCの20%の激坂に興味ありです。落車が怖いんで、日本ではもっぱらヒルクライムレースに参加していました。アウターのままダンシングでぶっちぎってください!それと昨日の家探しですが、住まいはロングアイランドシティになりました。1階にジムがありますので、自転車が届くまではルームランナーで汗かこうと思っています。何はともあれ、落車には注意してください!
返信削除毎回ブログ楽しみにさせていただいています。入賞おめでとうございます!
返信削除��匿名希望さん(?)
返信削除ありがとうございます!ログ機能でどれだけの方が当ブログに訪れていただいているかはわかるので、ブログ、ロードバイクのやる気の原動力になっています。今後ともよろしくお願いいたします。
��南洋ボケさん
ありがとうございます!NYCでは毎週レースがあるのでロードバイク好きにはたまらない環境にあると思います。特に5月はBike Month月間で、無料、有料含めいろんなイベントが開催されています。
私は体格が良い方ではないので、体重を乗せるダンシングをしたくても効果が薄く、インナーでケイデンス勝負になってしまっています…。ちなみに私も病院の世話になったブルベでの全身打撲&肋骨ヒビの落車をしてからは落車が怖く、ダウンヒルで慎重になるクセが付いてしまい、必要以上に落車防止のために減速してしまいます(直さねばいけないのですが・・・)。
はじめまして、いつもこのブログを楽しく拝読させていただいてます。
返信削除初入賞おめでとうございます!
凄いですね、ホントに!
これからも楽しく読ませていただきます。
ライカさん
返信削除いつもご訪問ありがとうございます。
私はチームには所属しておらず独りでトレーニングすることが多いので、こうしてお祝いの言葉をいただいくと嬉しいです!
今後もロードバイクという共通の趣味を持つ者として気合いの入るブログを発信していければと思いますのでよろしくお願いいたします。