競技用自転車・ピスト、ブレーキなし摘発相次ぐ
ブレーキなしの競技用自転車「ピスト」公道走行は違法、死亡事故受けて県警が摘発本腰へ/神奈川
取締り規制はともかく、驚いたのは、自転車の交通規則違反に閉めるノーブレーキピストの割合である。
(YOMIURI ONLINEより引用)
なんと、約半分がノーブレーキピストで占められている。
ノーブレーキといっても、エクストリームスポーツのBMXのように、パフォーマンス用にハンドル、フォーク部を回転させたりするのにノーブレーキにすることもあるが(もちろん日本の道交法上は違法)、制動力が必要になるほどスピードがでている状態でノーブレーキとなるとやはり車種としてはピストが多くなるのだと思われる。
自分はロードレース専門であるとはいえ、トラック競技も参考にしているし、トラック競技の選手に対してもスプリントのお手本として敬意を持っている。この点、悲しいのが、上掲のニュースサイトでは、『競技用自転車「ピスト」』というように、競技用であるトラックレーサーピストとノーブレーキピストが同じ扱いをされてしまっていることである。
以前書いたように、公道を走りブレーキがないと危険なノーブレーキピストに対して、トラックレーサーはトラックを他の自転車と超近距離で走るという特製から、逆にブレーキがあると危険になる。両者は似ているようで全くの別物であり、トラック競技のトラックレーサーが、ノーブレーキピストと同じように批判されているのは激しく違和感を感じている。
その一方で、プロ競輪選手の中でもノーブレーキピストで走ってしまって取り締まられてしまったニュースもある。
ピストバイクで公道、競輪選手に赤切符
競輪選手に「赤切符」前輪ブレーキ付けず公道で練習
通常、バンク練のピストと違い、ロード練ではブレーキがついている自転車で練習するものであるが、実際にこういった例があるのは悲しいものである。
一方で、単にかっこいいから、ファッションということでノーブレーキピストに乗ることに関しては、他人に迷惑がかかっている以上許されないことである。文字通り命を懸けてファッションを追求してるのであれば見上げた根性であるが、単に危機意識が足りないだけかもしれない。
以前、「かっこ悪いからヘルメットは被らない」という知り合いがいたが、これも同じ問題である。おそらくこういった人は、自分の頭の代わりに割れたヘルメットを見たことがないのだろう。
http://forum.slowtwitch.com/Slowtwitch_Forums_C1/Triathlon_Forum_F1/Tufo_Tubular_Tape_-_pros_and_cons_P1728755/
返信削除でTubular Tapeの転がり抵抗について書いてありびっくり。小生ごときでは関係ないのですが。ただ、残かすをとるのが面倒なのは嫌ですね。まだやったことないですが。
Tubular Tapeについては色々語られてますね。たしかに密着するリムセメントに比べてテープだとテープの厚みがわずかですがあるのでその分チューブとリムの接触部分で歪みになってそうですね。とはいえ、リムセメントも均等につけていなければ不要な凹凸を作ることにもなるので、その点リムテープの方が安心ですが。まあ私は利便性からリムテープを使っていく予定です。
返信削除元はと言えば、ニューヨークのメッセンジャーが発端みたいと聞きましたが、そちらのメッセンジャーって、やっぱりノーブレーキピストを乗っているんですか?
返信削除街中で多いのはデリバリー、次にメッセンジャーで、デリバリーに比べてメッセンジャーはスポーツ自転車に乗っている率が高いですが、ノーブレーキピストは決して多くはありません。(ブレーキ付き)ピスト、ロードバイク、クロスバイクなど様々です。ヘルメット着用率は断然日本より高いですし、基本的に車道を走ってます。つまるところ、メッセンジャーの彼らにとっては生活がかかってる仕事なので安全第一なのだと思います。
返信削除それと、こちらではノーブレーキは違法ではないのでそもそもの前提が日本とは異なるのだと思います。まあ歩道を走った高校生に警察が殴る蹴るの暴行を加えるような都市なので、日本のように違反扱いで取締り強化されたらみんなブレーキ付けそうですが。