カナダのローレンシャン山脈に属し、アディロンダック山地を形成する山の一つであり、ニューヨーク州で5番目に高い山である。
レース距離は12.9kmであるが、下りがほとんどなく、ひたすら平均勾配8.3%の上りが続くという楽しそうなコース。(ちなみに乗鞍が平均勾配6.5%、台湾の太魯閣國際登山賽は4%である)
今年から「New this year, we have added 3 miles to the course as a "warm up"」ということで、ヒルクライムの開始前に4.8kmの「ウォームアップ区間」があるらしい。
さらにレース開始前のアナウンスによると、ウォームアップ区間にはペースカーが入るとのこと。
スタート地点には計測開始のセンサーも設置されておらず、おそらくウォームアップが終わってヒルクライムが始まってから計測開始になるようである。
■スタート
号砲が鳴り響き、一斉に走り出す。
スタート地点のスキーセンターの坂を上がって一般道に。
まずはウォームアップ区間。脚を馴らして来る勝負に備えようと思いマイペースで回す。
と、一気に集団が加速していく。
自分もそれに合わせて加速するが、これって速過ぎじゃないかと思ってサイコンに目を落とすと…
時速54km?!
どこが「ウォームアップペース」やねん。
ペースカーが入るんじゃなかったのかと思いつつとりあえず目の前の集団につく。
これでもロードレースは30戦以上走っているので、この速さになるとマイペースで走るより、多少脚を使っても集団の後ろでドラフティングした方が楽に走れることはわかっている。
ということで第何集団かはわからないが目の前の集団に入って一緒に走る。
時速50km超の巡航スピードで見る見るうちに「ウォームアップ」(だったはず)の4.8kmが消化されていく。
ダウンヒルでもない緩やかアップダウンなのだが、最高時速63.1kmを出しながら走る。
遠くにいる前方集団を見ると、左に左折している。
ヒルクライムが始まる交差点である。
ヒルクライム区間のログを独立して取るためにGarminのログをストップさせてリセット。
タイム計測センサーを通過するのに合わせてスタートさせようと待ち構える。
が、交差点を左折してもまだセンサーが見えない。
とりあえず周囲に合わせてガンガン踏んでいくが、道はすでに登り勾配に入っている…。
ふと見ると前にいたいまっちさんが視界に入る。
もうレースはスタートしてるのかしてないのかわからないまま「これってもう計測スタートしてるんですかねー?」と話しかけながら追い抜いてしまう。
が、しばらく経っても一向に計測センサーは見えてこず、明らかにすでにヒルクライムがスタートしている距離に達している。
ま、まさか…、もしかしてスキーセンターからすでに計測が始まっていた…?!
混乱しながらも、もはやヒルクライムはスタートしているのでGarminのスタートボタンを押したのであった…。
おぉ、あの時あんなにスピードが出てたんですね。
返信削除今思えば、あれペースカーって呼ばれてましたけど、どちらかといえば先導車だったのでは。
たしかに。ペースカーが時速50km以上で走ってる時点でおかしかったですね。先頭の速度に合わせてたという点ではまさしく先導車だったのだと思います。「ウォームアップ区間」が入るのが第1回というせいか混乱しましたね。
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