High PointヒルクライムTT:後編

スタート地点についてアームウォーマーとレッグウォーマーを脱ぐ。

そして列に並んでスタート。


■レース

ブザーとともにサイコンのボタンをスタートさせる。

が、去年のグレイロックと同じ過ちを犯してしまったらしく、トルク値のリセットをしてしまった。

スタート直後に400ワット弱のあり得ない表示が続く。

おまけに電池がもうないのか、心拍も役に立たない(記録した最高心拍は225bpm!)。

ということで、もはやタイムとケイデンス以外のサイコンのデータは全く役に立たず、見ないことにする

気を取り直してペダリングに集中。

スタートダッシュすると後が持たないので無理をしない程度に踏んでいく。

30秒間隔でのスタートなのでしばらくして前走者を追い抜き、

さらにしばらくして2つ前にスタートした人を追い抜く。

TTの場合はこういった前走者の存在が、その場その場でのモチベーションになるとともに、孤独な旅の苦しみを紛らわせてくれる。

そんなこんなで後半に突入。

そこでさらに前の人が見えて抜けるかと頑張るが…

後ろから一気に抜いていく人が…。

ゼッケンを見ると、自分より4つ後ろなので2分差をつけられているということ。

さらにその後で自分より3つ後の人に抜かれる。

それでもめげずに、去年はインベタのラインを取ってしまってブレーキをかけてしまった最後の右ターンを、今年はちゃんとアウトからノーブレーキでクリア。

最後、3つ後ろの人に追いつけそうになるが、やはりまた離されてしまってゴール。




その場ではサイコンのだいたいのタイムしかわからず、後日の結果を待つことに。

しかもタイムトライアルのため全員が終わって集計されるまで発表がなく、自分はタイムはもちろん、抜かれたことは明白で優勝の可能性もないのでそうそうにレース会場をあとにする。

フォートリーに戻っていまっちさんご家族と合流してランチ。



有名な韓国料理屋で、



オイスターの豆腐チゲと、



バーベキューをいただく。




■帰路

ランチ後、自宅まで自走するため自転車を出すと、前輪がまたふにゃふにゃに。

空気を入れてみると1気圧ほどにまで減っていた

で、一緒にいたチームメンバーから「それはもうパンクだよ」と突っ込まれる。

自分は、スローパンクかパンクじゃないかで考えていたが、いや、むしろVittoriaの場合、全てのVittoriaチューブラーは広義のスローパンクに含まれるんじゃないかと思っていたのだが、彼らに言わせれば、もはやスローパンクかパンクかの問題で、パンクには間違いなく、しかもそこれまで減りが早いのならスローパンクですらないとのこと。

たしかに朝家を出るときもレース直前も8気圧以上入れていたのだが、レース直前には4気圧まで下がっていて、今や1気圧まで下がっている。

それでも空気を入れて走り出し、なんとか家までもったのであった。

そして帰路ではいまっちさんオススメのルートで帰ることに。

これについてはまた改めて取り上げたいが、目からウロコのルートで、はっきりいって今日一番の収穫であったといっても過言ではなかった。

ということでフォートリーから1時間半のライドを経て帰宅したのであった。


■考察

後日出た結果を見ると、

タイムは…

去年より7秒早いだけだった…。

ちなみにカテゴリー別では3位だったが、今年は参加者も少なかったし、他カテゴリーで早い人はいっぱいいるのでもはや順位にはまったく意味はなし。

去年との比較を考えると、去年はスタートでヘルメットを締め直したり、最後の右カーブでブレーキをかけたので、それを考えると実質的なタイム差はほとんどなしということに。

一年前と変わってないというのはモチベーション的にはある意味きついものがある。

とはいえ、前輪のタイヤはパンクしていたので空気圧はベストじゃなかっただろう。

一方でサドルやペダルは去年より軽量化してる。

そもそもペダリング自体、去年は90回転を維持するようにしていたが、今年はトルク中心でいった。

と、いろいろ考えていくと、違いが多すぎて単純に比較できない状態になっている。

なにはともあれ、今年のトレーニングはあまり追い込めていなかったので、めちゃくちゃ追い込んでいた去年と比べればまだ伸びしろはあるんだと思う

そう思って前向きにいくようにしよう。

なにはともあれ、ここが今シーズンのスタート地点である。


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