が、ここで戸惑ってペースを乱してしまったのが運の尽き。
後からログを見ると心拍数185bpm以上で回し続けていた…。
はたして走っているうちに息が上がってきて脇腹が痛くなってくる。
そして失速。
いまっちさんに追い越されながらも頑張ってペダルを回す。
軽いギアに変速できないという、気になっていたシフターの不具合は何度か発生したものの、ギアを軽くする前に重くしたりを繰り返すことでなんとかギアを変えることができ、まったく軽いギアを使えないという状況は回避することができた。
ケイデンスは80rpmを維持するが、スタートダッシュに比べて尻すぼみ的に出力も速度も下がり、ヒーコラヒーコラいいながら回す。
そんな中、後ろから声援が。
ふと横を見ると、いまっちさんの車に乗ったいまっちさん家族と妻が応援してくれる。
これまでレースもTTもやってきたが、車で併走して応援してもらうというのは初めて。
息は上がりながらもこりゃあ嬉しいやら楽しいやらだなぁと思うのであった。
ちなみに彼女らはスタート後に出発しているので、すでにかめらいだーさん、
そしていまさんさんを応援済み。
他の車も通るため応援団は先を急ぎ、そこからまた一人ペダルを回していく。
当時は高回転(といっても80rpmだが…)ペダリングを主眼に置いていたので、より重いギア&低ケイデンスでぐいぐい進んでいく他の参加者を尻目にケイデンスを上げてついていく。
ゴール付近には九十九折もあるが、途中では遥か遠くにある山頂まで見える真っ直ぐな区間もあり、「まだあそこまで上るのか」と現実を叩きつけられると気を削がれそうになる。
それでも黙々と回して進む。
約5分ごとにちびちびと水分補給をしながら修行僧のようにペダルを回す。
やっと最後の九十九折区間に入ると、道幅が広いところで止まっていたくれた応援団が。
声援を受けながら残りの距離を踏んでいく。
そしてヘロヘロになりながらゴールラインの計測センサーを通過。
■レース後
ゴールラインには計測センサーがあったのだが、スタート地点やヒルクライムが始まる場所にはなかった。
そしてゴール地点にあるタイマーを見ると、どうやらスキーセンターからの「ウォームアップ区間」を含んだ時間でカウントされている模様。
ということで、ゴールラインのみ個々人の時間を計測し、スタート時間は最初に一斉スタートした時間で一律であったらしい。
結果は273人中47位。
いつものニューヨーク市付近のレースとは違い、カナダやバーモントやニューハンプシャーといった東海岸中のレーサーが集まってるのでレベルは高かったのだが微妙な位置ではある。
最初からレースだとわかって先頭集団についていっていたら、シフターの不具合発生時による微妙なロスが発生してなかったらなどの言い訳はあってもそれはそれ。これが今の実力だと真摯に受け止めまたペダルを回し始めようと誓うのであった。
ちなみにいまっちさんは年齢別3位入賞。並み居る強豪を押しのけて素晴らしい結果である。
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