やっと到着したパイオニアのペダリングモニターSGY-PM910Hはレース向けではなかった件

昨日は目の前で起こったMJ5事件によってそれどころではなかったが、昨夜やっと届いた。



そう、パイオニアのペダリングモニター、SGY-PM910HとSGX-CA500である。



時を同じくして4月8日付けで発表されたのがこちら。

  PIONEER TEAMS UP WITH UNITEDHEALTHCARE PRO CYCLING TEAM

パイオニアUSAがUnitedHealthcareのスポンサーとなり、ペダリングモニターの機材提供を行うとのこと。



UnitedHealthcare Pro Cycling Teamといえば、UCI Professional Continental Teamに属しており、UCI ProTeamの直下、UCI Continental Teamの上位にあたる、ツール・ド・フランスへの出場も可能なチームである(日本のプロチームは全てUCI Continental Team)。



すでにオランダのUCI ProTeamであるBelkinの公式スポンサーとなっているが、アメリカでもロードレースチームのサポートに乗り出す。



やはりロードレースをするようなSerious cyclistsをターゲットにしているだけあって、現在対応しているのもDura-Ace(FC-9000)とUltegra(FC-6800)のみであるし、公式ページにも本格的なレース対応を前面に押し出している。

今回のUnitedHealthcareのスポンサーも、よりレースで使われるパワーメーターとしてプレゼンスを増し、レース用としての用途を喧伝するためであろう。


が・・・しかし・・・、

説明書を開いてみて最初に飛び込んできたのは・・・(下の部分の記載)




「レクリエーションでサイクリングをする人向けで、レース向けに作られてません」・・・。



あれ・・・?

たしか公式ページのBelkinのサポートを紹介するページで、過酷なプロのレースシーンに耐えうる信頼性的な売り文句が書いてあったのに・・・



ちなみにこの注意書き、なぜか日本の説明書からは記載が抜けている。



そりゃ確かに本格レース対応と書くと、激しいクラッシュが多発するレースで故障や事故が起こった場合に日本よりも訴訟が起こさやすい外国では訴訟リスクが高まるだろうから、説明書ではできるだけ責任を取らされないような但し書きをしているのかもしれない・・・。

そもそもレジャーでサイクリングしている人でペダリングモニターを必要としている人はどれだけいるのだろうか・・・。

そうはいっても、やはり競技のために使うからこそ本領を発揮するシステムではないのかと思うのであった。




4 件のコメント :

  1. "recreational cycling and cycle training application"なので一応トレーニングには使えるらしい。
    って、トレーニングに使えるのになぜにレースで使えない(苦笑)
    訴訟されないようにの線が強いかもしれない。

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  2. 白橙アクア2014年4月12日 17:38

    ぐぬぬ…これは真意が気になりますね。やはりハードな使用に対する訴訟対策なんでしょうか。
    まあアメリカ人のライダーって、未舗装道路とか水たまりとかに平気でガンガン突っ込んでいくイメージはありますw

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  3. 初心者ロードレーサー2014年4月13日 1:15

    レースではクラッシュが日常茶飯事なのでいわゆるクラッシュ免責対応なんだと思います。まあこっちはそんなことは重々承知しながら使用してるわけですが、世の中にはクレーマーもいるんでメーカーとしても大変ですね。

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  4. 初心者ロードレーサー2014年4月13日 1:17

    やはりめちゃくちゃな使い方して「壊れたけどどうしてくれるんだ!」と怒鳴り込んでくる人を想定してのことでしょう。すでにホイールの耐久テストとかがYouTubeでアップされてるように意図的に耐久度を試す人(レビュー)もいるかもしれませんし・・・。

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