ジロ・デ・イタリアの超級山岳、モルティローロ峠をも越える勾配。
6 Great American Climbs
昨年は悪天候の中、雲に覆われた山の中をレースしていたのだが、今年は幸い天候にも恵まれた。
■レース開始前
朝5時起床。
熱いシャワーで筋肉に刺激を与える。
昨晩To goしたクリームブリュレとティラミスを食べてモーテルをチェックアウト。
モーテルからレース会場までは一本道で、朝霧の中、車を飛ばす。
レースのチェックインを昨日していなかったので早めに会場入り。
チェックインしてゼッケンとタイム計測チップを受け取る。
早めに来たおかげで駐車場も好位置を確保。
ローラー台をセットアップしてウォームアップ開始。
追い込みを何本か入れて乳酸耐性をつけておく。
バナナを食べ、水分補給しながらじっくり回して筋肉を温める。
今回の目標の1つはペースメーキング。ということで各マイル通過地点の参考タイムをトップチューブに貼り付けておく。
ウォームアップを終了してローラー台をしまいスタート地点へ。
スタートラインに並んでスタートの合図を待つ。
昨年チェーン落ちに見舞われながらもチャンピオンクラス内のタイムを出していたので今年はトップグループからスタート。
■レーススタート
スタート直後、左で落車発生。幸い遅いスピードで1人のみだったのですぐ復帰した模様。
自分はクリートの装着に手間取って少し遅れて軌道に乗る。
なにはともあれペースを乱さずに、一定の出力、ケイデンスを保ちながら上っていく。
周りにも乱されることなく、Garmin Edge 800(パイオニアのSGX-CA500は前回Saco Riverの川底に落としてしまったためGarmin+SGY-PM910Hの組み合わせ)の出力、ケイデンスとタイムをペースメーカーにしながら上る。
2マイルを過ぎたところでマイクを視界に捉える。
お互いに名前を呼んで鼓舞し合いながら抜いていく。
ホワイトフェイスでは前半飛ばしすぎて、後半で抜き返された苦い経験があるが、今回はペースコントロールが予想以上に上手くいっており、このペースで抜けば相手が一気にペースを上げでもしない限りは引き離し続けられる確信があった。
その後、目の前の選手が「Fxxxxck!!」と叫びながらチェーン落ちしていたのに巻き込まれそうになったりしたが、終始ペダリングもケイデンスも出力も完全に自分のコントロール下。
追い込みすぎず、かといって緩めすぎず、ちょうどいい状態で進む。
4マイルを過ぎると山の尾根に入り一気に視界が広がる。
そしてゴールまであと200メートル。
最後のスプリントで自分を抜いていった選手がいたが、ゴール前スプリントのために力を温存していたのは自分も同じ。
100メートル以上ダンシングでスプリントをかけて抜き返し、その勢いのままシッティングで回してゴール。
■レース後
ゴール後、ミネラルウォーターをもらってバナナやオレンジで疲れた身体を潤す。
ゴールしていく後続の選手を応援。
相変わらず頂上は寒いが去年に比べればずいぶんマシ。
そういえばRECONのアルミスプロケットも今回はロー側までちゃんと変速できて問題なし。
MTB用のフロントチェーンリングを付けている他の選手のロードバイクも参考にする。そういえばマウントワシントンで優勝したプロ選手もSRMのパワーメーターがついたMTB用チェーンリングを装着していた。
山頂からは遙か下に雲の帯が見える。
毎度のことながら一輪車で上る強者も。
マイクと話していると、ペンシルベニアから一緒に来た彼の友達のジャックを紹介してもらう。
と、ジャックはクリートカバーを片方無くしてしまったということで一緒に探す。
頂上エリアを何度もぐるぐると探していると、補給テーブルの下に落ちていたクリートを無事発見。
しばらくして下山開始。
エキノックスはマウントワシントンと同じく、急勾配のため自走での下山が禁止されており車で降りる。(手前のロードバイク、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ柄にペイントしているのがすごい・・・)
マニュアルで1速にギアを入れてエンジンブレーキを効かせながら下る。
さらに念のために途中でブレーキを休ませながら進む。
彼方に見えるのはアメリカで唯一のカルトジオ会の修道院。
エキノックスはカトリックの宗教山となっているため、今回のレースコースであるSkyline Driveも、正式名はSt. Bruno Driveとなっている(聖ブルーノはドイツのケルン出身で修道会の創始者)。
下山するとすでにバーベキューが始まっている。
レースリザルトを確認すると、年齢別で2位。
なんと最後にスプリントを勝負をした選手が同年代で2秒差という僅差。あのときは同年代だとわからなかったがスプリント勝負はやっとくもんだなぁと思った。
それにそのときはそんなこと気にする余裕はなかったが、スプリント勝負でゴール地点の観衆が盛り上がっていた。やはりレースをするからには魅せる走りができてなんぼだと思う。
そして1位は一緒にクリートカバーを探したジャック。
これでまたいい目標ができた。
さらにマイクには1分50秒差をつけて勝利。
思えばマイクとは今シーズン最初のヒルクライムTTで同タイムとなった後、アスカトニー、ホワイトフェイスと遅れを取り続けたが最後に巻き返せれてよかった。
麓でバーベキューを食べながらゆっくり。
アイスもいただく。
と、表彰式が始まる。
今年最初で最後、なんとか結果を残すことができてよかった。
表彰が終わったらマイクとジャックに別れを告げて帰途に。
■披露宴へ
実はエキノックスは3時間ほどで行くことができる近場ということもあり、元々友人の結婚式とスケジュールが重なっていたのだが、レース後直帰することで披露宴には出る予定を立てていたのだった。
一気に車を走らせる。
帰宅後、スーツに着替えてブルックリンのチャイナタウンで行われている友人の披露宴へ。
フカヒレのスープに、
アワビ。
鶏肉攻めが来た後、
中華風Tボーンステーキにロブスター
魚。
さらに麺と炒飯の炭水化物コンボと怒濤の波状攻撃が来て、
ケーキとオレンジ、中華風お汁粉のデザートが来て締め。
やはり中華系の披露宴はこれでもかというほどディナーメニューが豊富なので病み付きになる。
そして最後はお馴染みのダンスパーティーでぐちゃぐちゃになってるのを横目に会場をあとにする。
長い、長い1日であった・・・。
レースお疲れ様でした&表彰台おめでとうございます!披露宴のメシもさぞ美味しかったことでしょうw
返信削除ありがとうございます。疲れた身体に披露宴のメシ攻撃は最高の癒しでした。
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