今シーズン緒戦に向けて:ハンコック要塞のWind Gust



ニューヨーク湾の南端、大西洋に突き出る海岸沿いの浜、サンディフック。


ニューヨーク湾防御の米軍拠点として、フォートハミルトンとともにフォートハンコックが設営されていた場所。





両側には遮るものが何もなく、猛烈な風が吹くことでも知られる。


そんな海外沿いを南北に一直線に伸びる道でシーズン最初のタイムトライアルレースが行われる。



当日の天気を確認してみると、明け方はちょうど雨が小降りになるような予報。

時間予報によればレーススタート前の午前7時ごろは降水確率75%だが、8時には15%まで下がる。

昨日の夜はまだ霙が降っていたニューヨーク。

気温は金曜まで暖かく、土曜に一気にまた氷点下近くまで寒くなるが、レースが始まる明け方はまだ暖かい。


が、驚くべきはその風速予報。



29~41mph(=18.3m/s)・・・

41mphといえば、日本の風力階級で0~6の7段階中の2番目、「烈風」に該当する
名称風力秒速(m/s)状態
無風00.0-1.4煙が真直に上る
軟風11.5-3.4風のあることを感じる
和風23.5-5.9樹木の葉を動かす
疾風36.0-9.9樹木の小枝を動かす
強風410.0-14.9樹木の大枝を動かす
烈風515.0-28.9樹木の幹を動かす
颶風629.0以上樹木や家を倒す

北西の風ということは往路は烈風に向かって走ることになる。

幸い去年はほぼ無風で、終始同じペース配分で走ることができたが今年は全く状況が違う。




ペース配分が乱されそうであるが、平均ワットが同じでもおそらく向かい風の方で出力を上げた方が総合的にはタイムを縮められるのだろう。


通勤は毎日するので風がきついときもあるがそれでも10~20mphなので、40mphに達するとなると想像もつかない。

ほんとにそんな中でレースするんかいなと不安になるが、条件はみな同じ。

異常気象の中でシーズンスタート。

そんなシーズンもこれまたオモシロッだ。

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