新車の儀式:フロントフォークのホイール脱落防止ツメ

新車購入時にやっておくべき儀式的なものとして、爪研ぎがある。

爪、そう、フロントフォークについているホイール脱落防止のためのストッパーの役目をしている爪である。

今、というか厳密には2012年からUCI規則が変わって、爪を削ると規則違反になってしまう。

が、UCI規則に基づいているとはいえ、少なくとも自分が走ってきたUSAC(米国自転車競技連盟)のレースでは(プロ選手が走っているカテゴリであっても)そこまでチェックしているのを見たことがない。

同じくサドルの角度についての規則もあるが、それでNGをくらって直すまで走らせてもらえなかったのはベルギーのUCI World Cycling Tourのときだけであった。



最も有名な6.8kgの重量制限についても一台一台チェックしているのを見たことがない。

さらにヒルクライムレースシリーズはUSACの管轄下にないため、上記のように黙認状態どころかそもそもUCIの規則が適用されずそれに縛られることはない。


となるとツメを削ってしまった方がメリットが大きい。

UCI規則が変わる前のプロの世界では、パンク時のホイール交換の際に時間をかけないために削るのが常識になっている。日本学生自転車競技連盟の欧州遠征レポート(PDFリンク)にも「プロ・チームはもちろん、アマチュア選手でも本格的なレース活動をする場合には、皆、このストッパーをヤスリで削り落としています。」と触れられている。

が、長丁場のロードレースや、クリテリウムならともかく、TTとヒルクライムレースがメインの自分の場合にはレース中にホイール交換をすることなどまずない。

それでもツメを削りたいのは、むしろ移動運搬用のため。

TTやヒルクライムレースで自動車に積むたびに緩めたり締め直したりは非常に面倒くさい。

細かいことのようだがそういった無駄を省くことが心に余裕を生んだりするから見逃せない。

ということでEmondaも削ってやることに。


作業自体は10分もかからない。

ヤスリを取り出して、



擦るべし擦るべし擦るべし



これで簡単にホイールが外しやすくなった。

やはり削るとホイール着脱がストレスフリーになってとても良い。(が、もちろん安全上のためにストッパーがついているので自己責任で)

8 件のコメント :

  1. 趣味で走る分にはフレームも非UCIので大丈夫ってこともあるかもしれませんねえ。
    あんまり売ってないけど・・。

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    1. のりりんに出てるようなUCI規制が出る前の時代のマシンもありますが、最近でもKestrelやSpecializedのSHIVなど、最初からUCI規制が及ばないトライアスロン用マシンとして出されているものもありますね。

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  2. 写真にあるKISSENAのユニフォームを着てる選手はご自身ですか?ベルギーまで参戦すばらしい。
    その時の経験はブログにもう載っていますか?

    ところでセントラルパークでのオープンレースに参加されたことおありですよね。
    KISSENAのユニフォームを着た人は日本人なのかなと思ってました。

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    1. はい。こちらの「UCIアマチュアワールドチャンピオンシップ」のカテゴリにまとまってますのでご覧いただければ幸いです。
      http://nyroadbike.blogspot.com/search/label/UCI%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97

      セントラルパークはKissenaで走ってました。100人以上いるチームなので私以外にもアジア人はいますがおそらく2,3年前によく走っていたのは自分だと思います。セントラルパークではよくレースしてたものの、以下のレース以降はやってませんが・・・。
      http://nyroadbike.blogspot.com/2012/05/20123.html

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    2. 前輪を接触しての転倒、僕も他でのレース中にやってしまいました。
      カラーボーン骨折まではいきませんでしたが、肩でランディングしたため復帰するまでリハビリにたいそう時間がかかったのを覚えてます。
      ほんとに瞬間できに路面に叩き付けられるんで対処のしようがないですよね。

      恒例のコロンビア大学でのクリテリウムはクラブメンバーの間でも事故が多いので有名です。

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    3. 私は顔面から落ちて12ラウンド戦ったボクサーのようになってました。次の日会社の人から驚かれましたが・・・。やはりマスドスタートのロードレースはクラッシュ多すぎな気がします。そういう点ではTTとヒルクライムは万が一の事故が少ないのでいいですが・・・。

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    4. 自分もオタワの方でクリテやってたんですが、あれはどう気をつけてもクラッシュ避けられないと思いました。
      今シーズンは参加しないつもりです。
      レース以外で大事なものがあるので・・。

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    5. クリテはクラッシュ多いですね。Grant's Tombを走ったときは右や左でクラッシュの音がする中を走ってました。まあそこで走るか走らないかを選べるのがホビーレーサーのメリットなのでやはりそこのあたりは趣味と生活との関係でどこまでリスクテイクできるかなんでしょうね。

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