朝、馬鞍山にて、
午前中に郵便局で用事を済ませる。
バスに乗って旺角に。
やはり旦王はまだシャッターが閉まっていたが、同じく弼街沿いの1ブロックほど離れたところに「川味皇」という酸辣粉、ではなく酸辣車仔麵の店を発見。
これまた新しい形で、重慶(四川)料理※である酸辣粉と、香港のB級グルメとして名を馳せる車仔麺を合わせたフュージョン料理。(重慶は地理的には四川なのだが、行政区画上は中国で4つある直轄市のうちの1つなので四川省とは区別される。ちなみに他の3つは北京、天津、上海)
車仔麺風にいろいろとトッピングするのも気になるが、やはり最初は純粋に酸辣粉の実力を味わってみたいということで最もシンプルな形で注文。
ちなみに普通に店員に頼んでしまったが、ここでも本来はメニューに鉛筆で記入する形式であった。
出てきた酸辣麵。
酸辣粉と違っていわゆるカップめん風ヌードルなのが最初は違和感だったが、慣れてくるとこれはこれであり。
少し酸味が弱い気がしたが、榨菜のおかげで時間が経つとちゃんとした酸の味がでてくる。
ちょっと感動。旦王以上の酸辣粉はないと思っていたが、旦王が潰れたとしてもその代わりを務めれるだけの味を出している。
腹ごなしに旺角を歩く。
旺角の特徴といえばこの歩道橋。
この歩道橋は新世紀廣場まで通じていて、そのまま旺角東の駅まで行くことができる。
歩道橋の上から見る街並み。
やはりこの香港らしさがたまらない。
そのまま書店へ。
やはり日本は旅行先として人気で、日本の各地のガイドブックが平積みにされている。
香港人は日本旅行のリピーター率が高いとして有名で、自分の知り合いの香港人も10回以上日本に旅行している。
世界一日本観光が好きな香港人が「ダメ出し」
そして今回の目的の一つは小米之家。
そう、前回深水埗で見つけられなかった小米(シャオミ)のイヤホンを買うために、小米のモデルショップにいくのである。
入り口はまったく商業ビルっぽくないので最初わからなかったが、ビルのスタッフがいてエレベーター待ちの交通整理をしている。
促がされてエレベーターに乗って20階まで。
このドアの先に小米のモデルショップ、「香港小米之家」が。
さすがにブランドストアだけあってイヤホンが揃っている。
スマホやアクセサリーもある。
ちなみに小米とは、スマートフォンを中心に展開する中国大陸の企業。
もともとアップルを、悪い言葉で言えばパクって、良い言葉で言えばアップル製品に倣ったブランド戦略をベースに、中国大陸企業のメリットを生かした低価格戦略で質と価格を合わせた優位性で勝負している企業である。
その攻勢は凄まじく、創業4年で世界スマホ出荷台数で第3位のシェアを占め、後に続く魅族(Meizu)や华为(Huawei)、乐视(LeTV)といった新興中国大陸スマホメーカーとともに世界市場におけるプレゼンスを高めている。
創業4年で世界シェア3位、あっという間に市場を席巻した中華スマホの雄「Xiaomi」
ということで今回の目的のイヤホンも別に高級なわけではないが、価格と性能のバランスがいい人気モデルということでミーハー心を出してきたのである。さらにはイヤホンを持って来ておらず、行きの16時間弱の機内でかなり辛かったので、今後の機内生活のために日本に行く前に用意しておこうという目的もあった。
違うモデルが並んでおり、「呢啲有咩分別呀?」と違いを聞くと、第一世代~第三世代までのモデルの違いだということ。
さらに第二世代は水晶が入ったバージョンということで第三世代よりも高い値段がついていた。
見た目より性能重視なので最新の第三世代を129香港ドル(約2000円)で購入。
詳細なレポートはこちらをご参考いただきたいが、噂どおり2000円とは思えない質の高さで、その後の移動中の機内でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を余すところなく再生してくれて十二分に役目を果たしてくれた。
「中国のApple」こと Xiaomi(シャオミ)のイヤホンは高音質でコスパも最高
ちなみに先達広場にも寄ってみる。
こちらは小米のモデルルームと違って香港らしい雑多な雰囲気。
様々なスマホが怪しいものも含めて売られている。
腹ごなし後は引き続き旺角で小食を堪能。
街角にある店でおやつを購入。
鷄蛋仔。
格仔餅(香港風ワッフル)。
飲み物も注文。
ヤクルトとフルーツを混ぜたヤクルトフルーツジュース?もある。
さらにこちらの店で、
イカの串揚げ。
こういう露店街でちょこちょこ買い食いするのがこれまたたまらない。
ちなみにこちらは旺角にある街市。
どの階で何を売ってるかは、香港人ではない人も多い旺角だけあってわかりやすく絵で表現。
もう一つ購入したのがStand by Me ドラえもんの香港版。
日本ではすでに大山のぶ代から世代交代がされているが、香港ではずーっと林保全という人の声があてられていて香港人で知らぬ人はいないほどの知名度を誇る。
自分も初めは完全におっさんのドラえもんの声に戸惑いがあったものの、慣れるとむしろ大山のぶ代より林保全の方が親しみが沸いてしまうから不思議だ。
この予告編の最後で、「我唔可以再留喺度,真係要走啦~!(もうここにはいられないんだ、本当に行かなくちゃ)」と言っているが、これが本当に林保全のこの世で最後の作品となってしまった。そういう意味でこのDVDは記念版として持っておきたいのであった。
その後、旺角を南へ向かって縦断、
この看板の嵐もまた香港らしい。
亞皆老街のバス乗り場でいざ西貢へ・・・。
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