センチュリーライドで対話したペダリング筋肉たち

先週末のセンチュリーライドでの結果を考察。

考察のポイントは、ミッドフットクリートに近いポジションにしたことにより、効果的にポステリオール筋肉群を使うことができたかどうか。

DOMS(delayed onset muscle soreness、遅発性筋肉痛)のため、各筋肉の疲労症状が顕在化し、どの筋肉が使えていたかを追確認できるのは1日、2日経った後。

ということで、今ちょうど筋肉の疲労症状が顕在化してきているところ。

ハムストリングス


一番効いているのはハムストリングス。

大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の全てが効いている。



まさにミッドフットクリートに近いポジションによってハムストリングスを主動筋として使えた証左といえる。

ただ起始ではなく停止付近が効いていることは興味深い・・・。

内側広筋と内転筋


次に効いたのは内側広筋と内転筋。

途中攣りかけたほど効いていて、今後も強化したい部位なだけに嬉しい悲鳴。

内側広筋といえば別名Tear Dropと呼ばれる涙の形をした美しい筋肉。

表層筋なのでその形を目視することができ、見ていて惚れ惚れとする筋肉ナンバーワンであると言っても過言ではない・・・。

あなたが好きな筋肉を一つ挙げてくださいと言われたら内側広筋だと答えてしまうのも無理はないだろう・・・。



特に外旋位置からの膝関節伸展に威力を発揮する。



内転筋といえばその重要性の割に鍛えにくい筋肉として有名であるが、Adductionのマシーントレーニングを使えば内転筋をピンポイントに強化することができる。





臀筋


一方、そこまで疲れがこなかったのが臀筋。

これはむしろ反省ポイントで、臀筋をもっと上手く使っていれば負荷分散もできたので、今後の伸び代として期待したいところ。

ハムストリングで停止側に疲労が出たのも股関節伸展より膝関節伸展優位でアンバランスだったからかもしれない。

まとめ


ということでセンチュリーライドの効果を筋肉面から振り返ってみた。

ぶっちゃけ、効率的なトレーニングをしたいならセンチュリーを走るよりVO2Max系のHIIT(High Intensity Interval Training)をした方がいいが、ときにはこういった非効率的な苦行がプラトーを打ち破る契機になることもある。

今回はあらかじめ自分がスポットを当てたかった筋肉についての感覚が得られたので成果としては十分。

ではなぜこれらの筋肉にスポットをあてているのか・・・。

それについてはまた別途エントリでご紹介できればと思う。


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