やはりトレーニングの波はあるもので、特にレースでも会心の結果が出てるわけではないのでモチベーションも低下気味。自分はUnattached Rider※なので、さらにそういうときはモチベーションの維持に一苦労。そんなときはロード仲間や他のローディー、自転車旅行車のブログを見たりしながらパワーを分けてもらう。それにこうやって日々の記録をブログに残していくこともモチベーションの維持に役立っているのかもしれない。
※チームに所属していないロードレーサーのこと。Cat5のUnattached Riderはいわゆる「無所属新人」。所属したいが、家族の事情もあり、毎週末チーム活動に参加できるわけではないので黙々とUnattached Riderをしている。
朝はきついし眠いがとりあえず10分くらい180W~200Wくらいでペダルを回せば筋肉がロードバイクモードになってくるのでトレーニングにも身が入ってくる。ちなみにトレーニング後は爽快な気分になれるように気をつけている。いくらTSSが高くても続かなければ意味がないし、そもそもストレスによって分泌が促進されるストレスホルモンのコルチゾールは糖新生を亢進し、筋肉の分解を促進(カタボリック作用)するので、ストレスしか残らないようなトレーニングは生化学上もよろしくない。毎日休まずにペダルを回す以上、「持続可能なトレーニング」が重要であると考えている。
ということで今日は考察系。
LSDは役に立たないという意見もあるが、今回はLSDについて考えてみたいと思う。
今更言うまでもないかも知れないが、LSDとはLong Slow Distanceの略で、ゆっくり低負荷長時間の練習方法である。
この点、Cogganのパワートレーニングレベルでいうと、レベル2のEnduranceが相当するのかなと考えていた。
自分はLSDは「役に立たないわけではないが非効率な練習方法」派で、実際、LSD(単に低負荷で時間と距離を稼ぐ練習方法)から、TSSをベースとしたパワートレーニングに切り替えてから一気にタイムがアップしたという実体験があるので、LSDに懐疑的であった。
一方、日本でLSDを広めた第一人者といえる、故佐々木功氏による著書『ゆっくり走れば速くなる』の中では興味深い記述がある。
LSDの定義はまちまちで、中にはLSDだけしてても速くなるように説明されているものもあるが、佐々木流LSDによれば、LSDはオーバートレーニングを防ぐためのコンディションコントロールの方法であり、高負荷トレーニングで自分を追い込むための疲労回復、身体資源開発の手段とのこと。
この考え方でいくと、佐々木流LSDとはCogganのパワートレーニングレベルで言うと、むしろレベル1「Active Recovery」の領域に近いことがわかる。
アクティブリカバリーであれば、たしかに自分もレースの前日等に行っている。軽負荷による体力回復、カーボローディングを意識したもので、まさしくコンディションコントロールとして行っているものである。
その定義では、自分はLSDに懐疑的どころか、むしろLSDを自ら積極的に実践していることになる。
ということで定義にもよるが、佐々木氏の考えでいけば、自分はLSD賛成派となるのだと思う。
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