ということでオープン直後に行ってみた。
オープン日だけあって店の外まで並ぶ行列。
が、開店したばかりなので始発の電車同様、からっぽの店内へどんどん待ち行列が吸い込まれていく。
そして席が埋まっていく様子が一蘭独特の空きシート電光掲示板で確認できる。
自分もほどなくして中へ入ると、一席一席区切られている「味集中カウンター」が。
グループ客にも対応できるように仕切りは開けられるようになっている。
こういうカスタム内装は日本から輸入しているんだろうなと思いながら座る。
そういえば逆にマックではポテトはもちろん、ハンバーガーを作る機械やマックフルーリーの機械もアメリカから日本に輸入しているようなのでお互い様か。
席に着くとメニューが。
お勧めは24.90ドル(≒2800円)のセットだが、貧乏性の自分は価格設定に腰が引けて普通のClassic Tonkotsu Ramenに・・・。
それでも18.90ドル(≒2100円)・・・。
790円との差はいったい・・・。
「イラシャイマセー」というカタコトの日本語で話しかけてくる店員に注文表を渡す。
ふと席を見ると、「チップ無し」はOKだが、「静かに」と「スマホ鳴らすな」が・・・。ここ自由の国アメリカで通用するのか心配になる。味集中ならではの「こだわり」なのだろうが、他の同価格帯の店ではありえない「押しつけ」と思われてしまうことを危惧する。まあそんなの気にせず騒がしかったのはアメリカンクオリティ(客が)だが・・・。
ちょっと体感的には長めに待っていたが、先に同僚のお勧めセットが出てきた。
しばらくして自分のものも出てくる。
「ゴユックリドウゾオ」といって120度のお辞儀をする店員を見ると、接客トレーニングはしっかりやっていることが伺える。
こんな日本語言われても米人はわからんだろうと思ったらそこはちゃんと解説が・・・。
ごちそうさま。
会計は席番号札をもらってレジで。
そしてなんと現金お断り!ちなみにアメリカではカードのみ対応のレジがあったりするが、現金不可というのはあまり見かけない。
まあ現金決済がそもそも少ないこちらでは問題ないのでクレジットカードで支払う。
チップがない(というより定価に込みということだろう)が、消費税合わせて計20.58ドル(≒2300円)。
ぶっちゃけて個人的な感想を述べるとすれば、このファストフード感覚で20ドル超えてくるのは持続可能なのかなと・・・。
日本お得意の効率短時間ではけさせて客の回転率を上げるビジネススタイルはありだと思うが、それはあくまで孤独のグルメ的にパッと入ってパッと食べたいファストフード感覚だからであって、1000円以下という手頃感もあってのもの。
ところがこちらでは20ドルあれば普通にテーブル席に座ってゆったりとしたランチができる。
座席の味集中カウンターのおかげか、他の周辺ランチ処と比べて席数は多いのはメリットだが、逆に日本よりもサイズが大きいアメリカでは窮屈に感じてしまうだろう。実際、マックやケンタッキーの方がよっぽど席は広く、アメリカ人にとって味集中カウンターのサイズは詰め込まれ感満載かもしれない。
ラーメンという人気日本食のブランド料分上乗せされているとしても、20~27ドルという価格設定は、一人席でさっと食べて済ますファーストフード感覚にしては値が張っている感がある。
自分としては近場に日本食の選択肢が増えるのは嬉しいし応援したいが、ミッドタウンであっても同じようなさっと食べる系であれば10~15ドル前後の店が乱立していることもからも、最低20ドル、お勧めで27ドル(両方税込み)で戦っていけるのか心配になってしまう。
いきなり撤退したいきなりステーキの二の舞にならなければいいが・・・。
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