日米で大きく違う感染者数
日本では解除が始まっていく中で第二波が来るかもしれないと話題になっているらしい。
たしかに東京はやや増加傾向にあるし・・・
北九州市でもクラスターが発生したとかなんとか・・・
感染縮小で経済再開をしようとしているのはニューヨークも同じで、日本と同じように感染者数は減少傾向で連日解除についての新しい発表が流れてくる。
が、グラフ的には似ていても、縦軸の感染者数を比較すると・・・、日本とは感染者数の絶対数が全然違っとる。
ニューヨークは感染者減少といってもまだ1日に1500人以上。
これが日本だったらオーバーシュートで大騒ぎになるだろう。
この差については、日本はもともとハグや握手をしない文化だからとか、衛生意識が高いとか、人前で大声で話さないとか綺麗事が語られているが、もっとシモの面から気になっていた違いがある。
アメリカに来て驚いたカルチャーショック
アメリカに10年以上住んでいると当たり前になってしまっているが、思えばアメリカに来たときはトイレに慣れなかった。
まず、アメリカのトイレは大をする個室であっても下の空間が大きく空いている。
ドアだけでなく隣りの個室との間も下まで仕切られている日本のトイレ事情とは大違い
誰か使っているかがひと目でわかるので、これはこれで暴力やドラッグの取引とかの犯罪防止に役立っているようだし、逆にアメリカでは中がわからないと防犯上危険だろう(例えば中に2人いてドラッグやってるとか)。
が、オフィスでは靴やズボンを降ろしているとそれが丸見えなので、特徴的な靴やズボンだと誰が入っているかわかったり、知らない人でも入館カードや社員カードを腰に付けていると、降ろした状態ではそれが見えて、誰がウ○コ中か丸わかりだったりする(知りたくないが)。
ドアを開けたまま立って小便をする人
日本では出会ったことがないが、小をする用の便器が空いているのに、わざわざ大の個室で立ったまま小便をしている人もいる。しかもドアを開けたまま。
ドアを開けたままなので、人がいないと思って入ろうとすると、立ってる人がいてビックリしたこともある。
そして立って小便をすると飛び跳ねやすいことも証明されている。
番組では家庭の洋式便器における「男性の立ち小便」を徹底検証しました。
その結果、便器の水たまりや壁面にあたった尿は、トイレの「床」や「壁」にまで跳ね返っていることがわかりました。しかも、細かい尿ハネは肉眼ではほとんど見えないため、知らないうちにトイレを汚して悪臭の原因になっていたのです。
ためしてガッテン 家族が涙!トイレ問題 大解決SP
不特定多数が使う共有のトイレではその「跳ね返り」があわや感染源にもなりかねない・・・。
同僚の前でブリブリする人
さらに驚いたのは、日本では「自分の用を足す音」を気まずく思う人が大半で、その音を誤魔化す音姫なんてものまであるが、アメリカ人はそれを気にしてないっぽいということ。
あるときのオフィスで、自分と別の部署の人が小のところで用を足しているところに、もう1人の米人が入ってきた。
その米人ともう1人の人は知り合いのようで、「Hi!」と数言あいさつを交わしたあとで、その人は大をする個室へ。
そしてあいさつを交わした舌の根の乾かぬうちに、ズボンを降ろす音が聞こえ、「ブリブリブリブリーーーー!!」と大きな排泄音が聞こえてきた。
「クソしましたけど、So what?」的な思い切りの良さを感じる。
自分なんて小学生のとき、卒業式の練習で体育館に集まっているときにオナラが出そうになって、スカシで切り抜けようとしたが音が出てしまい恥ずかしい思いをしたことがいまだにトラウマになっているのに、なんという大胆さ。
というかいつの間にか新型コロナの感染と関係ない話に脱線してしまったが、もう一つ気になるのはアメリカの公衆トイレ(オフィス内も含む)では基本的にフタがないこと。
日本では空港のトイレにも自動開閉のフタがついているものがあり、アメリカ生活が長かったせいか感動して思わず写真に撮ってしまったことがある。
以前、ユニットバスの場合、自宅の歯ブラシに大腸菌が付いていることがあるから要注意というニュースを見てギョッとしたが、フタ無しかつオープンなアメリカのトイレではそこらかしこに他人の大腸菌が飛び交っている危険性があるということになる・・・。
洗面台の小さなコップに歯ブラシを立てている人は、注意が必要。「トイレを流したときの水しぶきは、洗面所内の壁や置いてある物の表面に付着します」と説明するのは、米アリゾナ大学の微生物学教授、チャールズ・ジェルバ博士。「便器から90cm以内の場所に歯ブラシを置いていれば、トイレに流した汚物を含んだ水で歯を磨いていることになりかねません」
その歯ブラシには1000万個の細菌が!? 歯ブラシの正しい保管方法とお手入れ法を覚えよう
香港ではトイレの排水管を経由した糞便による新型コロナ感染例があるし、SARSのときも同様の事態が起こっているので感染力としては無視できない感染経路になる。
2人は34階建てのマンションの同じ列にある別々の住宅に住んでおり、10階ほど離れている。最初に発症した75歳の男性は高層階に住んでおり、中国本土を訪れたことを隠していたが、1月30日に症状が現れた。もう一人は低層階に住む62歳の女性だ。
2人の自宅は同じ列にあるため、香港の医学専門家はウイルスはマンションのトイレ排水管を経由して女性に感染した可能性があるとみている。
香港、感染確認の2人は同じマンションの住民 トイレ排水管経由か
(のトイレで)を付けると合点が行く
そう考えると、感染クラスターが発生したという場所でも、もしかしたらその中のトイレ経由という可能性もあるかもしれない。
病院、ナイトクラブ、カラオケ、ライブハウス。
それらの場所にはもれなくトイレがあるし、長い時間いる場所ではそれだけトイレの利用回数も多くなる・・・。
病院(のトイレ)、ナイトクラブ(のトイレ)、カラオケ(のトイレ)、ライブハウス(のトイレ)・・・。
日米感染格差の鍵を握るのはトイレ事情の違いなのかもしれない・・・。
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