マスクしてランニングすると運動強度は○%上がる

香港のテレビを見ていたらちょうどマスクとランニングの特集をやっていた。



普通のマスクに対して、運動用のマスクをした場合、



普通のマスクでも鼻や口を塞がないようにマスクホルダーをつけた場合、



そしてナノファイバーマスクをつけた場合で比較実験をしている。



ルームランナーで普通に(マスク無しで)走って70%の運動強度※になる場合、マスクをつけるだけで軒並み80%前後に運動強度が上がる結果に・・・(※最大心拍数に対して何%の心拍数か)。



スポーツ用と謳っているマスクであっても、運動強度的には80%で通常のマスクとほとんど変わらない結果となった。




お次は実際に外でランニングして計測。

走る前の心拍数は73bpm。



けっこう本気で走ってるっぽい。



走り終わる頃には真っ暗で「ちょっと待って・・・」と息を切らしている状態。



ランニング後の心拍数は181bpm。ちょっと止まったあとでこれだから走ってる最中はもっと高かったと思われる。



運動強度は97%、全力走に近い負荷が心肺にかかっている状態に。



検証の結果、一番マシなのはナノファイバーマスクということだが、基本的にどのマスクであれ「マスクをして運動するのは危険」ということだろう。

たしかに中国でも体育の授業で死ぬ生徒が出たことが話題になったし、

新型コロナウイルスをほぼ抑え込んだとする中国では、地域ごとに徐々に学校の授業が再開されている。学校では、登校時の検温、マスク着用などが義務付けられているが、体育の授業中に生徒が死亡する事故が半月の間に3件も相次いで報告された。詳しい原因は不明だが、マスクが呼吸を妨げたとの指摘が出ており、社会的な関心を集めている。

中国で中学生突然死相次ぐ…マスク着用で体育授業の注意点は

日本のニュースでも同様の注意喚起がされていた。

新型コロナウイルスの感染拡大で、ランニング時のマスク着用が急速に広がった。だが専門家から「かえって危険」との見解が出された。

運動時マスク「かえって危険」 着用論はなぜ拡散したか

ちなみにWHOは運動時にはマスクは不要としているが、



香港では運動時もマスク装着を求められる。



まあ自分の場合、ランの帰りに店によって買い物をすることもあるので、とりあえず付けてでかけてTPOに合わせて顎マスクにしたりで対応することにしている。

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