ロボロフスキーハムスターはおそろしい子!

ジャンガリアンハムスターを迎えたとき

ジャンガリアンハムスターのときは、事前に情報を調べた通り、お迎え直後はできるだけストレスを与えないようにふんだんなベッディングと快適な空間を用意。

初日はペットショップから持ち帰ってケージに移したときの一瞬のみで、そのあとはずっとベッディングの下に潜り込んだまま一度も出てこず。小屋も用意したのだが、深いベッディングの中に潜り込んでしまってまったく出てこない。

翌日、餌や水が減っていたのを見て夜中にちゃんと出てきて食事を取ったことを確認するもやはり姿は見えず。ずっと見続けてストレスを与えてもいけないので餌を補充したら放っておく。ハムスターをみたいと子供たちは騒ぐが、まだ新しい環境に慣れるまでは静かにしておこうと説明して近づかないようにさせる。

そんな日々を1週間ほど続け、ハムスターの姿を見ることなく餌だけ補充する日々に「これ、飼ってる意味あんのか」と疑問を抱いたりもした。そもそも餌と寝床さえ揃ってれば人間なんていない方がハムスターにとっては快適なんだろうから「ハムスターにストレスを与えない環境」を追求するなら人間は一切接触しない方がいいんだろう。となると、ハムスターのQOLを最優先した場合、ハムスターがいない間に餌やケージ内の掃除をして、ハムスターが活動するときは姿を見せないのが一番理に適っているのだと思う。

でもそれだとペットを飼う意味もなくなってくる。ハムスターを一度も見ることなく寿命まで世話して何が楽しいのだろう。ということでハムスターには初めこそストレスになるかもしれないが徐々に慣れていってもらうよう手渡しで餌を渡し始める。

最初は指を嚙まれたり、子供も手袋して渡したりとしていたが、最終的には噛むこともなくなった。そして外敵がいないと悟ったのか地上で生活することも多くなり、小屋の中で寝ることも多くなった。その頃になると「この人たちは危害を加えない餌をくれる味方」という認識が根付いたのか、呼びかけると小屋から出てくるようになった。まあハムスターにとってはパブロフの犬状態で、「声がする→餌がもらえる」という風に反応してるだけなんだろうが…。

ただ最後まで慣れなかったのはハムスターホイールで、初期は誰もいない状態でしか回してくれず、真っ暗の中でハムスターホイールが回転する音を聞いて「あ、回してるな」とわかるのだが、電気をつけるとピタッと止めてしまっていた。そのあとも人がいる前ではほとんど回すことがなく、どれだけ使ってくれてるのかわからないような状態だった。

ロボロフスキーハムスターをお迎えして

ということでロボロフスキーハムスターを迎えたときも同じようになることを覚悟していた。

いや、ロボロフスキーハムスターは懐きにくいというのでもっと厳しいことになるかと。

が、ケージに入れた直後からいきなりハムスターホイールを回し始める。

ジャンガリアンハムスターは少なくとも飼い始めて一カ月は人前で回すことなどなかったのに。

しかも1回ではなく、何度も何度も回し続ける。

さらに体幹はブレず、すごい速さで脚部だけ動いていて、それはまるで手練れの競輪選手のよう…

いや、警戒心から人間を怖がって逃げようとしてるのかもしれない。まあそれならベッディングの下や小屋の中に隠れそうなものだが…。

と思ってしばらくしたら…、子供たちがハムスターが寝ていると騒いでいる。そんなに騒いだら起こしちゃうよと注意しながら見たら…、なんと仰向けに寝ている

ちょっ…、油断しすぎだろ…。

ジャンガリアンハムスターは(懐いた後に手の中でそう仕向けて眠らせるならまだしも)、一人で寝てるときに自然に仰向けで寝てることなどなかったのに。

ロボハム…、おそろしい子!



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