やっとハムスターが手乗りになった。
ロボロフスキーハムスターはジャンガリアンハムスターと比べて懐きにくいという事前情報はあって、たしかに警戒心が強いような感じがあったがなんとかなった。
まだ手の中で眠るまでには懐いていないが、少なくとも手を差し出せば乗ってくれるようになった。
とはいえ一朝一夕にできたわけではなく、小さな進展の積み重ねの上に辿り着いた。
手乗りハムスターになるまでの工程を箇条書きすると以下の通り。
- トレイの上に乗せた餌を姿を見せて食べてくれるようになる
- 指先でつまんだ餌を直接食べてくれるようになる
- 指の腹の上に乗せた餌を直接食べてくれるようになる
- 手のひらの上に乗せた餌を取りに来てくれるようになる
- 手のひらの上に乗せた餌を手のひらに乗ったまま食べてくれるようになる
- 手のひらで食べているときに手を動かしても逃げずに食べてくれるようになる
- 手をケージの外に出して移動しても手のひらに乗り続けて食べてくれるようになる
- 手のひらに餌を乗せていなくても手のひらに乗ってくれるようになる
まずは2~3の段階で、人間の指という異質なものを受け入れてくれるように慣れさせていく。どんなに警戒心の強いハムスターでも1はもちろん、2~3まではいけると思う。
5の段階では手のひらをケージと陸続きにすることで違和感なく食べてくれるようにして「手のひら」という未知の大地に慣れさせていく。
7の段階を挟んでいるのは手の上に乗っている状態に慣れさせるため。最初の頃は少しでも動かすと怖がって逃げてしまうが、手のひらが餌食べ放題のパラダイスであるということを刷り込むことで安心できる場所にしてしまう。
この頃になると、こちらの姿に気付いただけで走り寄ってきて、エサクレクレポーズをしてせがんでくるようになる。ただ時を同じくしてケージを噛む癖も出やすいので噛んだらやさしく注意してあげたい。
そして最後の「手のひらに餌を乗せていなくても」というのがポイントで、パブロフの犬のごとく「手のひらに乗る」→「餌がもらえる」という成功体験を積み重ねることで、最終的には餌を乗せていなくても手のひらを差し出しただけで乗ってくれるようになる。
以上、手乗りハムのつくりかたでした。
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