欧州遠征記13日目:ブルッへの鐘楼

ブルッへの街の朝、サイクリングから帰ってきて朝食。



ゆで卵にハムにパン。なんというかベルギー、ドイツ、ルクセンブルクのホテルの朝食はどこもほとんど同じで変わり映えがしない。



ホテルの駐車場には様々な国からの自動車が。こちらはイギリス(Great Britain)。



こちらはドイツ(Deutschland)。



こちらはルクセンブルク(Luxembourg)。



朝食後、旧市街へ歩いていく。



途中でこんな自転車もみかける。



さすがは自転車が生活に根ざした街だけある。



旧市街の中心にある鐘楼へ到着。



こちらは今朝サイクリングで訪れた西フランドル州庁舎。



47個の鐘を組み合わせたカリヨンを持つ世界遺産の鐘楼へいざ突入。



昨日は訪れたのが遅くて閉まっていたが、この鐘楼、天辺まで歩いて登ることができる。



さっそく入口に入場料を払って階段へ。



高さ83mの塔を366段の階段で登ることができ、ブルージュの街が一望できる。



細い螺旋階段を、下りてくる人たちと道を譲り合いながら上っていく。このあたりはケルン大聖堂の尖塔と同じ感じである。





ところどころ、外を見渡せるようになっており、今の高さを確認できる。



壁には禁煙の注意書きが。古い翻訳ソフトで訳したような日本語がある。が、その上に日本人らしき落書きで、「タバコ禁止」と書かれている。



やっと頂上の手前へ。



このスペースは鐘楼の裏方側で、巨大な機械仕掛けの時計が動いている。



オルゴールと似た原理でカリヨンの音が奏でられるようになっている。



その巨大さから、時を刻むたびに、ガタン、ゴトンと大きな音がする。が、カリヨンが鳴り出す定刻になっても全然カリヨンの音色が聞こえてこない。

それもそのはず、ここは駆動部で駆動音が大きすぎて肝心のカリヨンが聞こえないのである。



階段をさらに上がって鐘楼の最上部、まさしく鐘がある空間へ上がると大音量のカリヨンが聞こえてくる

ブルッへの旧市街を歩いていると街のどこにいても鐘楼の鐘の音が響いてくるが、ここがその発信源である。

町中へ刻を告げる鐘の音が響き渡り、この音色を間近で聴くのはすごい迫力で激しく圧倒された。



そして鐘楼からは360度のパノラマで街全体が見渡せる



昨日クルーズした運河も見える。



手元には各周辺都市の方向と距離が書かれている。パリ~ルーベでお馴染みのルーベもあり。



ロンドン(Londen)までは230km。近い。ちなみに表記はオランダ語綴り。



北東には今朝サイクリングで訪れた風車も見える。



ノートルダム大聖堂。



救世主大聖堂。



綺麗に統一された街並み。



街並み自体が世界遺産となっているブルッヘの絶景であった。



すっかり圧倒されて堪能した後、鐘楼から降りる。



地上へと戻りマルクト広場へ。お土産屋を覗く。



自分は全く酒をのまないので関係ないが、ベルギービールが有名なだけにこんなシャツもある。



ブルッヘのグラスに。



特徴的なベルギーの家々。



そしてホテルに帰る途中にブルッヘでは珍しいロードバイクも。



まあブルッヘを歩いていて100台に1台ロードバイクがあればいい方で、それもそのはず…。



この道路環境でロードバイクに乗るのは、農道をF1カーで走るようなもので、全く場違いである。



その後、車でブルッへをあとにするときにも鐘の音が響いてきた。

中世の頃から繰り返されている光景を心に刻みつつ、半ばタイムスリップしたような気持ちになりながらブルッへの町を出発したのであった。


0 件のコメント :

コメントを投稿