スプロケットの新調: SRAM Red OG-1090

ついに先日購入したスプロケット、SRAMのRedが届いた。



今週末はスプロケットを受け取りに行くので、試し走行がてら新しいスプロケットをつけて新しいスプロケットを受け取りに行こう。

というと何を書いてるのかよくわからないと思われてしまうが、スプロケットは2つ購入しており、今日届いたスプロケットはSRAMのRed(OG-1090)の11-28。今週末受け取りに行くスプロケットはShimanoのUltegra(CS-6600)の11-25である。



この時点で何の話かわかっている方は読み飛ばしていただいて、さらにイチから詳しく書くと、スプロケットとは後輪につける10枚のギア板で、「SRAMのRed(OG-1090)の11-28」の意味は、SRAMというメーカーが販売しているRedというモデルでOG-1090という型番の、一番小さいギア板は歯数が11個、一番大きいギア板の歯数は28個であることを表している。



最小と最大が決まればその中間はモデルごとに固定されており、11-28の場合の各ギア板の歯数は11, 12, 13, 14, 15, 17, 19, 22, 25, 28となる。ママチャリでも同じことがいえるが、100歯数分のチェーンを1回転させた場合、歯数が10個のギア板ではスプロケットは10回転する。スプロケットは後輪に固定されているので、これは100歯数分チェーンを回転させれば後輪が10回転するということを表している。一方、歯数が20個のギア板ではチェーンを1回転させた場合の回転数は5回転になり、自転車はタイヤ5回転分しか前に進まない。つまり同じ分だけチェーンを回した場合、歯数が多いほど速度が遅く、少ないほど速くなる。



さて、現在使っているスプロケット(Specialized Tarmac Eliteの完成車付属品)はSRAMのOG-1070の11-28なので、今日届いたRedは純粋なアップグレードで現状のリプレース用、今週末取りに行くUltegraは、もっとスピードに乗って攻めたいときや、普段の(軽いギアはあまり使わない)三本ローラー用として用途を分ける目的である。

スプロケットばかり買ってどうするんだという向きもあるが、近日アップしようと思っているDrivetrain最重要理論でいけば、フロントディレイラーやリアディレイラーを新調するくらいならスプロケットのラインナップを揃えようというわけである。



本音をいえば、もともとは1個だけスプロケットを買うつもりでUltegraを買ったので、公道走行用(SRAM Red 11-28)、室内練習用(Shimano Ultegra 11-25)で問題なかったのだが、SRAMのRedがすごすぎたので触手を動かさずにはいられなかったのだ。


■SRAM Redのすんごいところその1:一体成型

アルミのかたまりを削り出してスプロケットにしているので中がほとんど空洞であり軽い。



どの程度軽いかを公式資料を元に説明しようと思ったが、なんとSRAMのウェブサイトでは11-28の重量が記載されていない。

書いてあるのは、「155g / 11-23, 166g / 11-26」。つまり11-28については未記載。恐らく177gくらいなのだろうことはわかるが量ってみないと正確なところはわからない。というわけで今度計量してみよう。ちなみにOG-1070の11-28は240gということだが、こちらも洗浄掃除を終えたスプロケットで実際に量ってみることにしよう。


■SRAM Redのなかなかなところその1:底面板が赤い

前段落で「すんごいところその1」と書きつつ、すんごいところはその1点に集約されるので、なかなかやるなぁというところなのだが、底面が赤いので普段ビジュアル的にインパクトがないスプロケット付近にアクセントがつけられるところだろうか。その点でも28であれば底面積が大きくなるので目立ちやすい。まさに弱虫ペダルの鳴門章吉がいれば「小野田くん、めっちゃ目立っとるやんか!」とでもいいそうな雰囲気である。




■SRAM Redのどーでもいいところその1:赤い巾着袋が付属する

すでにすごくもなんともない、どーでもいいところなのだが、なんと赤い巾着袋が付いているのだ。包装用の入れ物かと思ったが、そもそも新品状態ではスプロケットとは別に入っているので、これは購入したあとに使うものなのだろう。

この巾着袋に入れてスプロケットを持ち歩くような状況が思い浮かばないが、あえて考えれば自転車屋に持っていって取り付けてもらう場合だろうか。まあ一度装着してしまえば使うこともないので存在意義的に疑問ではあるが。よく見る、壁に飾ってあるフレームみたいに、これもオブジェとしてスプロケットを入れて吊るしておくようなのか・・・。



というわけで一応装着する前にデュラエースグリスを塗る。



装着してみる。



表(?)から見ると普通のスプロケットと違いがわからないが、裏から見るとRedだということがわかる。



装着して逆回転させるとちょっとこれまでと違う音がして心配だが、ためしに三本ローラーで走ってみたところでは普通に変速できる。というか変速のレスポンスがよりダイレクトになった感がある。まあどちらにしろ明日走ってみて感触をつかもう。


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