ロードバイクのギア比

ギア比とはクランクのチェーンリング歯数と後輪のスプロケット歯数の比であり、チェーンリング歯数÷スプロケット歯数で求められる。

その意味するところは、クランクを一回転させるとタイヤが何回転するかである。

つまり、一般的なロードバイクの700cタイヤ周長は2,096cmなので、ギア比が2.4であればクランク一回転で約5メートルが進むということがわかる。

ということで以下ロードバイクのダブルクランクの39t、53tに対する各リア端数のギア比と、クランク1回転で何メートル進かを表にしている。

リア歯数フロント39tフロント53tフロント39tフロント53t
281.391.892.92m3.97m
271.441.963.03m4.11m
261.502.043.14m4.27m
251.562.123.27m4.44m
241.632.213.41m4.63m
231.702.303.55m4.83m
221.772.413.72m5.05m
211.862.523.89m5.29m
201.952.654.09m5.55m
192.052.794.30m5.85m
182.172.944.54m6.17m
172.293.124.81m6.53m
162.443.315.11m6.94m
152.603.535.45m7.41m
142.793.795.84m7.93m
133.004.086.29m8.55m
123.254.426.81m9.26m
113.554.827.43m10.10m


上記表ではリア歯数を一歯ずつ表記しているが、実際には10速であれば10種類分しかないので、現在所有しているSRAM RedのOG-1090や、RivalのOG-1070の11-28tではこんな表になる。

リア歯数フロント39Tフロント53Tフロント39Tフロント53T
281.391.892.92m3.97m
251.562.123.27m4.44m
221.772.413.72m5.05m
192.052.794.30m5.85m
172.293.124.81m6.53m
152.603.535.45m7.41m
142.793.795.84m7.93m
133.004.086.29m8.55m
123.254.426.81m9.26m
113.554.827.43m10.10m


ちなみにクロスバイクのTrek 7.1 FX(フロントギアはShimano M151 48/38/28、リアはShimano 7 Speed, 14-34, MegaRange, MF-TZ31)ではこのようなギア比となっている。

リア歯数フロント28Tフロント38Tフロント48T
340.821.121.41
241.171.582.00
221.271.732.18
201.401.902.40
181.562.112.67
161.752.383.00
142.002.713.43


ロードバイクに比べてクロスバイクは低速ギアレンジが広い(ペダルを軽く回せて坂に強い)一方で、高速ギアがない(高速走行に向いていない)のがわかる。

さらにクロスバイクや他の自転車であれば、現在どのギアになっているか手元でギアをチェンジするシフター部分に表示されているものが多いが、ロードバイクでは現在ギアの表示はないものがほとんどである。中には、ライド仲間のOrbea OpalについていたDura-Ace7800系では、ギアワイヤー部分に現在ギア(リアのみ)を指し示すインジケーターがあった。(写真の赤い部分が現在ギアを表している)




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