事故の経過21日目:試走と影響

右膝のえぐれた肉はまだ完全ではないが改善が見られている。今朝は起きたら湿潤療法用のバンドエイドがずれていた。これまでは剥がすのも大変なくらい強烈に貼り付いていたので、そもそも滲出液自体が出てこなくなるほど乾燥し、塞がってきているのであろう。正常な皮膚からは体液が滲み出てくることなどないので(当たり前のことだが)、湿潤を保つようにしても乾燥するということは回復への一つの目安となる。

右手の様子も緩やかな回復フェイズに入ってきているようで、ローラー台を回す分には問題ない

こうなってくると心配なのが、身体機能(筋肉であったり心肺機能であったり)の低下である。

シャカリキ!のワンシーンではないが、あまりに休みすぎるとそれがマイナスに作用することもある



この点、前回書いたように、事故以前のトレーニングメニューをしてみて、明らかなパフォーマンス低下が見てとれているが、これが基礎体力の低下によるものなのか、一時的なものなのかも気になるところである。

事故後は、運動量が激減し、食事量も減ったことで、少量生産・少量消費の負のサイクルに入ってしまったように思える。食事量については、食べないというより、事故後は腹が減らず、いっぱい食べると吐き気も催すので食べられなかった。そのため絶対体重は増えていないのだが、いわゆる筋肉内に貯蔵されているグリコーゲンがかなり枯渇してしまっており、底力というか、火事場のバカ力が出せない感がある。

そういう点では、いっぱい動いて、いっぱい食べて、いっぱい休むという、大量生産・大量消費はトレーニングにおいては正のサイクルといえるかもしれない。いっぱい動いた分、栄養補給して体を作り、十分な休養をとって回復し、回復した体でトレーニングするからこそ負荷が高く、質の高いトレーニングができる。

ということで、できるだけ早く正のサイクルに戻れるようにしたいと思うが、ちょうどいいことに土曜はうちのチームがプロモーターとなっているレースがある。

しかもレース会場はフロイドベネットフィールド。旧飛行場の滑走路を使ったコースなので横幅は数車線もある上、参加者も少なく(百人以上になることはないと思われる)、かなりクラッシュリスクが低いコースである。実際、これまでの経験からクラッシュリスクをつけると、セントラルパーク:プロスペクトパーク:フロイドベネットフィールドで、5:4:1といったところであろうか。

回復度合いのチェックとしてはおあつらえ向きのレースかもしれない。

と思って出走しようと思っていたのだが、生憎雨でコースが浸水してしまって中止。

こうなると日曜のレースに出ようと思って、今日は夕方に所用ついでに外へ試走に行く。

が、振動が予想以上に右手に響くのと、STIレバーの操作が機敏にできず、ブレーキ&シフティングに影響が出てしまっている

特に右手はリアの変速にリアのブレーキ※ということで、細かなギアチェンジや当て効きのスピードコントロールに必須なコントロールであるため、これでは高速域でのレースを出るのは無謀である。

��※欧米のロードバイクでは、通常、右ブレーキがリア、左ブレーキがフロントとなっている。)

ということで、まだまだレースに出るのはお預けになりそうである。


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