ツール・ド・フランスとロンドン五輪:シャンゼリゼからザ・マルへ

ツール・ド・フランスはウィギンスの勝利で幕を閉じた。



「ツール・ド・フランスの放送局」についてご紹介したエントリのとおり、イギリスのテレビ局であるITVの放送ではお祭り状態。

ユニオンジャックをここぞばかり映し、God Save the Queen(イギリス国歌)でも歌いだしそうな雰囲気。まあイギリスのチームに、イギリス人のワン・ツー・フィニッシュともなればその興奮ぶりもわからなくもない。これを日本に置き換えて、日本のチームに日本人選手が…と考えただけでも鼻血が出そうである。



番組冒頭では「イエロージャージを獲得したこれまでのイギリス人選手」特集



現在でもツールでの最高速記録保持者であるクリス・ボードマン。Lotusが眩しい。



そしてコメンテーターとして出演している今のボードマン。「当時とは変わっちゃって今はダイヤモンドフレームしか使えないんですよ」と説明するが、貴方それ以上に変わっちゃってますからっ!と誰か突っ込んでくれ。



第19ステージの個人タイムトライアルではウィギンスとフルーメを並べて映してポジションチェックなど、もうイギリス選手内でいじくるいじくる。



そんな中での最終ステージ。(というかせっかくのツールをDSで写真撮ってるツワモノがいる…)



平坦基調なコースプロファイルでありながら最初の1時間で進んだのは31.7km



つまり時速31.7km/h。ってニューヨークでやってるロードレースよりも遙かに遅い。



勝負は決した今となっては、もはや完全にリラックスムードのパレードライドである。



そしてプロトンはパリ郊外のベルサイユ宮殿を通過してシャンゼリゼへ



一方、イギリスのテレビでの話題はすでにオリンピックに。

地元のロンドンで開催されることもさることながら、出場枠5人のロンドンチームには2012年ツール・ド・フランスのステージ優勝者が4人も含まれることになる。そしてそのうちの2人は言わずと知れた総合優勝のブラッドリー・ウィギンスと総合2位のクリス・フルーメ

ロンドン五輪のロードレースコースはバッキンガム宮殿のザ・マル(The Mall)通りからスタート。まさしくシャンゼリゼで勝利を飾った選手達がロンドンに凱旋してザ・マルからスタートする



はたしてオリンピックでもイギリス旋風が巻き起こるのか、ロンドン五輪のロードレースは7月28日、あと5日に迫っている。




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