何を目標とするか。
もちろん目的は自転車のペダリングにおける基礎踏力の向上である。
ウェイトトレーニングにハマって筋肉を付けること自体に快感を覚えてはいけない(そうです、私のことです)
となるとやはり参考になるのは自転車選手の挙重量にReps、Set数。
まずはお馴染み、ランス・アームストロング。
この著書「The Lance Armstrong Performance Program: Seven Weeks to the Perfect Ride」によれば、ランスがオフシーズンに3ヶ月ベーストレーニングをした後に挙げている重量は以下の通り(ランスの重量とは関係ないがどのようなトレーニングかわかりやすいように動画をつけてある。ちなみにJay Cutlerはミスター・オリンピア4回優勝のプロ)。意外や意外、ランスの場合、むしろ常人並みの重量しか挙げていない。(※原書はポンド表記。kg換算時に小数点以下は切り上げ。なぜ切り上げかはご察しの通りである)
- レッグプレス:182kg(400ポンド)
- ハムストリングカール:37kg(80ポンド)
- レッグエクステンション:55kg(120ポンド)
- バイセプスカール:23kg(50ポンド)
- アブドミナルクランチ:91kg(200ポンド)
- ベンチプレス:57kg(125ポンド)
競輪の伏見俊昭プロはシングルレッグプレスで120kgの重量を10reps挙げている。
こちらの書籍によれば土井雪広プロはヨーロッパのオフシーズントレーニングで体重の2倍(約120kg弱か)をスクワットで挙重。
乗鞍マウンテンクライム覇者の筧五郎氏に至ってはなんとスクワットで197.5kgを10reps挙重している。
ちなみにBicyclingマガジンの10月号はヒルクライムを速く走る特集。
だが、その中身はウェイトトレーニングのススメ。(といっても説明が簡潔すぎて話しにならないが・・・。ウェイトトレーニングの書籍では1RMのチェックに一章丸ごと割くほどなのに・・・)
もちろんペダリングや平均ケイデンスによって、回転型、トルク型の脚質もあるので、同じプロやセミプロでも個人差はあるのだろう。
例えばランス型であれば挙重量より回数なのだろうが、ウルリッヒ型であれば低ケイデンスな分、強力なトルクを生み出すだけの筋力が要求される。
が、いくら回転数といっても300rpmとかで回せるわけではなく、ケイデンスには限界があるので、これらの重量に全く届かないようであればまずはその土台作りから始めないと話しにならない
まあ1つ言えることは、レッグプレスで1トンを挙げてしまうロニー・コールマン(ミスター・オリンピア8連覇)を目指す必要はないということである。
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