日日通鑒:言葉にできない



うちの子はまだ話すことができない。

日本語、英語、広東語、中国語が入り混じってる生活の中では言語の発育が遅れるのはしょうがないと思いつつ、それでも最初の一言はいつになるのかとわくわくしながら楽しみにしている。言葉というより「音」を発することができるようになったのは半年以上前からで、アダアダアダから始まり、ダーダーダー、ンアンアンア、あとは書き表せないような叫び声まで、ひたすら「音」は発していた。

が、近頃気付いたのは、自分を見ると「ダーダー!」と言うということである。それは「ダーダー!」だったり、「ダーダーダーダー!」だったり、「ダー!」だったりするのだが、なんとなく規則性があるっぽい。

これまでは「パパ」と繰り返し発音してみせて「いつになったらパパと言ってくれるのか」と思っていたが、もしかしたらすでにパパということを意識して「ダーダー」と言っていたのではないか。

普段のダアダアと区別がつかないのでわからなかったが、いつのまにか自分の指示代名詞が「ダーダー」になっていたとは・・・。

自分のことを「ダーダー」とがんばって呼びかけてくれていたと思うと、これまで気付いてあげられなくてごめんねと、そのちっちゃな体を抱きしめたくなるのであった。





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