ケーキが不味いなら自分で作ればいいじゃない



日本では三が日だがアメリカでは3日から平日。

通常、アメリカの正月の祝日は元旦の1月1日のみだが、今年は元旦が日曜のため、振替休日で昨日も休み。

昼は家の近くに飲茶へ行くが、休日と言うこともありかなり混んでいた。




年末年始はひたすらケーキを作っては食べるの暴飲暴食の日々。

アメリカに来てから日本風のケーキを食べたいがために、ケーキを自分で作るようになった。

アメリカンな店でケーキを買うと、かなりの高確率でクリームはカチカチのバタークリーム、そして体に悪そうな着色料を使った原色。スポンジはサラサラふっくら感がまったくなく、ベットリと重い感じの生地ばかり。

グランドセントラル駅でクレープを買って食べたら、バリバリという音ともにシュー部分が割れ、一瞬センベエのそれかと思ってしまったのも今となっては懐かしい思い出・・・。

半ばこういった環境から強制的に自分で作ることを余儀なくされたといってもいい。





ただ男のケーキ作りなのでデコレーションや見た目は後回し。




それでも自分で甘さも好きなように調整できるし、クリームとスポンジの割合も好きにできるので満足度は高い。




そしてケーキ代を節約できるのもポイント。店で買うのに比べると段違いの安さで済む。

さらにこれは日本でも言えることだが防腐剤等の不純物がない点も自分で料理をするメリット。

市販のものでは乳化剤、膨張剤、保存料といった、「自分で作るときはまず入れない添加物」が入っているが、自分で作ったショートケーキは牛乳、ホイップクリーム、卵、砂糖、小麦粉、バターだけしか使ってないので信頼度は高い。投資で例えるなら、何が入ってるのかわからないごちゃまぜファンドや仕組み債を買うのか、個別株を買うのかくらい透明度が違う。




ただこちらでは手に入りにくいのがケーキ作り用の小麦粉。

アメリカのスーパーでは、基本的にAll Purpose Flourという強力粉と薄力粉の中間のようなものしか売っておらず、Cake Flourと書いてあってもケーキミックスやホットケーキミックスのような、すでにいろいろ混ぜ合わせたあとのものになってしまい、純粋な薄力粉を探すのは困難。

そしてAll Purpose Flourはクッキー作りにはいいのかもしれないが、ふっくらとしたスポンジケーキを作るときはうまく膨らまず失敗続きだった。

そこで日系スーパーで調達したのが、薄力粉の中でもさらにケーキ作り向けというバイオレット。これまでのAll Purpose Flourでの格闘が嘘かのように簡単に膨らむ。




バイオレット万歳!!






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