はじまりはいつも中華
はじまりは2016年3月。
中国のアモイ(廈門)から超軽量のヒルクライム決戦用ホイールを購入。
その中華カーボン・・・、976グラム!!
フロントはスポーク16本で重さ416グラム。
リアは560グラム。両方合わせて976グラムというキワモノ超危険ホイール。さすがに上りオンリーのヒルクライム以外では使わなかった・・・のだが・・・。
一度目の破裂
2016年5月、初投入のハイポイントヒルクライム。
そのわずか3ヶ月後の2016年8月、エキノックスヒルクライムレース前に破裂・・・。
破裂したといってもスポークのネジが根元から千切れただけで、スポーク、リムともに問題なかったので、予備のスポークネジを使えば修理可能。
ということでネジだけ新品に交換していまっちさんにスポークを組み直していただき、2017年6月のホワイトフェイスヒルクライムを走る。
が、そのときにもちゃんとテンションを調整して組んだはずなのに数日後に装着したらセンターがかなりズレてしまったりと、そもそものホイール自体の信頼性に疑問を抱き、ホワイトフェイスが最後でもう使えないなと思っていた。
修復後の二度目の時限式破裂
そして2017年11月・・・。
もうレースシーズンは終わっているので普通に夜テレビを見ていたら・・・。
バンッ・・・!!!
となにかが爆発したような破裂音・・・。
一体何がと最初わからなかったが、以前のスポークが破裂した経験から、まさかまた中華カーボンのスポークネジが破裂したのではと思いチェックしてみる・・・。
はたしてスポークネジが破裂してだらーんとスポークが垂れていたのだが・・・。
なんと今回はリムにも亀裂が・・・。
前回破裂したときはスポークネジだけだったので、強度に問題があるのはスポークネジだけでリムは問題ないと思っていたのだが、これを見る限り当時もすでにリム内部では劣化が進んでいたのかもしれない・・・。
リムは左右両面亀裂が入っており、パックリ逝っちゃった感じ・・・。見るからに耐久性に問題があった模様・・・。
ENVEのホイール耐久テストの動画を見たことがあるが、さすが中華、その耐久性の低さは比べるべくもない。
そもそもホワイトフェイスを最後に5ヶ月以上乗りもせずに単に保管していただけのホイールが破裂するなんて・・・。
おそらく内部でミシミシと劣化が進行しており、溜まったマグマが爆発する火山のように、プレートテクトニクス理論で一気に地震が起きるように、劣化が耐え切れなくなり破裂と相成ったのであろう。
というか火山爆発や地震に例えなければいけないホイールって・・・。
百歩譲って時限爆弾ならタイマーがついていてあと何分で爆発するかわかるものだが、時限破裂ホイールはタイマーもなく、あと何日で、何ヶ月で破裂するのかわからないからタチが悪い。
幸いこれまでのレース中に破裂することはなかったが、単に運が良かっただけでいつ破裂してもおかしくなかった・・・。
怖い、怖すぎる・・・。
これじゃ決戦用というより特攻用ホイールだよ。
ただ単にスポークテンションを高すぎで組んだホイールなのでは・・・
返信削除通りすがりですみません^^
コメントありがとうございます。
削除そうですね。そもそも一回目の破裂は完組みホイールそのままの状態での破裂だったのでスポークテンション高すぎという技術的な面も含めてのチャイナクオリティだと思います。一方で大手ブランドもののリムでは品質基準にバッファを持たしているはずなので少し規定テンションを上回ったくらいでリムが割れるということはないだろうと考えると技術品質かつリム品質のダブルパンチなのかもしれませんが。
前者の場合はリムだけ買って自分で組むことでリスクヘッジできますが、後者(リムの強度品質)は製品そのものの問題なのでどうにもなりませんね(中華にしなければいい話しですが)。
確かにリテール品のリムはバッファがあるので、それがリテールクォリティ
返信削除なんでしょうなぁー
中華カーボンでも、hongfuやdengfuならかなり信頼性やクォリティはいいは
ずですよ。
別エントリで取り上げたYoleoもそうですが、仰る通り中華カーボンでもブランドを押し出しているものもありますね。社長自ら品質の高さを説明していたりYouTubeで紹介していたりと、名無し中華とは違う感じで、「中華カーボン」も多様化してきてますね。
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