日本に住んでいた頃は一度も沖縄に行ったことがなく、これが初沖縄。
自転車仲間はツール・ド・おきなわを走ったりしているので話題はよく聞くが実際に降り立つのは初めて。
これまで個人的に沖縄は広くない島というイメージを持っていたのだが、それが今回の旅行で改められた。
沖縄広い・・・。
車社会
沖縄美ら海水族館は那覇空港のすぐそばだと勝手に思っていたが、実際には車で3時間近く北上しなければならず、こんなに遠いのかと思い知ることになった。
しかも基地のせいか幹線道路が海沿いに限定されており、特に那覇付近はいつも渋滞している感じ。
自由に移動するためにはレンタカー必須だと思った。
ちなみにレンタカーの受付にはペッパーが。ペッパーを見たのは秋葉原に続いてこれが二度目。
これだけ観光の移動に車が必要となると、レンタカーの「わ」ナンバーが取り終わってしまって「れ」ナンバーが出ているというのも納得がいく。
実際、許田の道の駅に停まったときは、目の前の車のほとんどが「れ」で、「れれれのれ」並みに「れ」が多かった。
暑さ
そして暑い・・・。
こちとら沖縄よりも緯度的に赤道に近い香港からやってきたので暑さは大丈夫と思っていたが、直射日光が降り注ぐ沖縄の方が暑さが厳しい。
香港はそこらじゅうで冷房がガンガン効いているのと、幸か不幸か大都市気候で大気が曇ってる(≒大気汚染がひどい)せいか、いわゆる光化学スモッグ的なもので直射日光が遮られている感じ。
そういえば香港のテレビでは天気予報で空気汚染指数を表示するが、沖縄のテレビではそんなものなかったのでやはり香港はそれだけ大気汚染がひどいのだろう。
食
一方、食事の方はまあまあ。
そもそも米軍基地もあってアメリカ文化漂う沖縄の地。
本場アメリカから来た自分たちファミリーにとってはむしろ内地の方が日本らしい料理が多くていいのかもしれない。
アメリカ村も通りかかったが、日本からニューヨークに旅行してる人がマンハッタンの日本料理店に入るようなものだろう。
沖縄は海に囲まれているので寿司天国に違いないと妻は思っていたようで、アグー豚、ラフテー、ミミガー、石垣牛、サーターアンダーギーといった沖縄名物の数々に、海鮮を期待していた彼女にとっては海鮮じゃないの!?と面を食らったようだった。
個人的には、サーターアンダーギーなんてミスドにはかなわないと思っていた。
が、砂糖をたっぷり使ったその素朴な味についつい手が止まらず、サーターアンダーギーの素材を活かした美味さに驚かされたのも収穫であった。
アグー豚のとんかつは濃厚な味がうまく個人的には満足。ボリュームも満点だったが、ボリュームの点ではアメリカが本場。
そして食につきまとうのは腹痛。
香港で発症した腹痛がすでに一週間以上続いていたので食での冒険はできず、さらに風邪まで併発し出してきたのでのど飴で喉の痛みを抑える始末。ただそれでも沖縄特有ののど飴を選んで旅行気分を忘れないようにした。
海
沖縄と言えば海、海と言えば沖縄といっても過言ではないかもしれない。
ご多聞に漏れず行く先々で綺麗な海を見ることができた。
この海を見るだけでも沖縄に来た甲斐があったというもの。
ニライカナイ橋から見る絶景。海と空がつながっている感じ。
ちなみにニライカナイ橋と聞いておしりかじり虫が頭の中に鳴り響いた。よくよく考えると、「Nirai Kanai Bashi」と「Oshiri Kajiri Mushi」で、「い」の音で韻を踏んでいた。
今回は知念岬だけでなく、
残波岬も遠くから見ることができた。
さらに古宇利島に渡り、
ハートロックも見る。
何に感心したかというと、ハート型という岩よりも、ハートロックに行く道を有料にして稼いでいる地元の人のしたたかさ。
せっかくある観光資源。たまたまかどうかはわからないが、その土地を持っているこその観光ビジネス。
これぞまさしく先行者利益。
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