中華カーボン破裂事件がもたらしたもの
超軽量ホイールだった中華カーボンが破裂し、来シーズンに向けてヒルクライムレース用のホイールを物色。
ホイール用に原油先物でゲットした資金があるのでそれを充てる(別勘定で銅先物がそれ以上に損を出しているが・・・)。
中華破裂事件はショックではあったが、ある意味新ホイール投入の踏ん切りがついたので良いきっかけだったと前向きに捉えることとしたい。
超軽量ホイールと言えば・・・
超軽量ホイール。
但し、中華以外で!
となるとやはり記憶に新しいのはBontragerのAeolus XXX Tubularだろう。
オフィシャルサイトで確認すると・・・、その軽さ976グラム・・・!!
ん・・・!?
976グラム・・・。
どっかで聞いたような・・・。
なんと、今回破裂した中華ホイールの実測重量と完全一致!!!
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ト・・・トラウマが・・・。
リム重量で見ると・・・
重量は同じといってもAeolus XXX Tubularとでは前後重量が違うし、そもそもスポークもフロント18本、リア24本で、破裂した中華カーボン(フロント16本、リア18本)とは別物。
とはいえ、ホイールで大事なのはトータル重量よりもむしろリム重量。
回転体であるホイールの場合、外周部の重量はカタログ値以上にヒルクライム時にとってマイナスとなるため、リムの重量に注目したい。
逆に言えば、PowerTapハブのように回転の中心部が重い場合はトータル重量が重くなっても回転時への影響は少ないといえる。
特に勾配が急になればなるほど、重力の影響は大きくなり、ひと踏み毎に加減速を繰り返すような走りになるため漕ぎ出しの軽さ=リム外周部の軽量化は重要。
このあたりは巡航時に活躍するディープホイール(重いが慣性力強し)とは逆の性質を有している。
ということでAeolus XXX Tubularのリム重量を調べてみると、310グラムとのこと。
Wheelbuilder.comによると、ZIPP 202が315グラム、Enve Smart System 2.2が287グラムということなので、976グラムという圧倒的なホイールトータル重量であるものの、リム重量でいえばZIPP 202とほぼ変わらず、Enve Smart System 2.2の後塵を拝することになる。
ちなみに各ホイールを一覧すると以下のような感じ。Enve 2.2は後述のWheelbuilderのものを記載。
モデル名 | 完組みホイール重量 | リム重量 |
---|---|---|
Bontrager Aeolus XXX Tubular | 976g | 310g |
ZIPP 202 Tubular | 1180g | 315g |
Enve Smart System 2.2 Tubular | 1029g | 287g |
落ち着きどころは・・・
金に糸目をつけないならLightweightとかコスカボアルチとかいろんな選択肢もあるのだろうが銅先物で大打撃を喰らった今の状況ではここらあたりが精一杯。
とりあえずWheelbuilder.comをチェックするとEnve Smart System 2.2とDT Swissのセラミックハブがセールになっている。
取らぬ狸の皮算用をしてみると・・・1029グラム!しかもリム重量は287グラムでAeolus XXXより軽い。
次にZIPP 202をDT Swissのセラミックハブで組んだ場合だと1085グラムまで軽くなる。
うーん、悩む・・・。
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