ではなくて、この景色はニューヨークはマンハッタンで見られたもの。
この場所、もともとは川なのだが、流氷が溜まってこんなに大きな氷の塊の漂着所となってしまっている。
今週は気温が戻ってマイナス3℃。
先週のマイナス13℃と比べると一気に10℃も暖かくなり、急激な温暖化を歓迎。
先週は寒すぎて冬景色を愛でる余裕もなかったが、今週は気持ちよく通勤。
朝の景色はキンとしていて、雪が雑音や汚れを吸収しているのか、雪解け水のような空気の中を走る。
ふと横のハドソンリバーを見ると流氷が流れていく。
立ち止まると流氷の氷同士がぶつかってキシキシという音が聴こえる。
あちこちで流氷が音を奏でている。
流氷が流れ出すのはいつも暖かさが戻ってからで、時差をかけてやってくる。
というのも、本当に寒かった先週は、アパラチアン山脈の上流自体が氷漬けになっていたはずなので、氷が流れてくることができなかったのである。
遥か上流から流れてきたであろう流氷が、ゆったりと川下のニューヨーク湾へ向かって流れていくのをしばし堪能。
歩きよりも遅い速度でゆっくりと流れていく。
マンハッタンの摩天楼の間から注ぐ朝の光がハドソンリバーの流氷を照らす。
ふと見ると、カナダガンの群れが流氷の上で休んでいる。
普段見れない光景に得した気分になる。
なんというか、ニューヨークの通勤で地球自然紀行&いきもの地球紀行状態になるとは思わなかった。
こういうご褒美があると冬の通勤も楽しくなるものである。
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