ガーミンのランニングウォッチとランニングダイナミックスポッドを試してみたいというモチベーションが後押ししてくれた。
といっても目的は「試してみる」だけなのでログをとって確かめてみるだけなので長距離を走る必要はなし、それに決行したのが平日の帰宅後ということもあってほんの少しだけ試しに走ってみる。
本格的な、いわゆる「トレーニング」は時間があるときにすればいいやと思い、今回は自宅の前の通りを3ブロックほど往復するだけ。
初めてのラン
幸い、自転車通勤で帰ってきた後なので体は温まっている。
それに50分近くライドした後で、屋外の気温も肌感覚でわかってるので、防寒という点でどれだけ着込めばいいかといったウェアの問題もクリア。
というかレーパンだけ短パンに履き替えて出発。
あっ、あとシューズもSPDシューズから普段履きのスニーカー(一応New Balanceの「Running」と書いてあるシューズだが以前適当に妻が買ってきたもの)に履き替えた。
そして走り始める・・・。
ガツンガツンといきなりの衝撃・・・!!
体重による着地衝撃のない自転車ばかり乗ってきた自分(の脚)にとっては初めて・・・、ではないものの、それに近い体験・・・!!
走るってこんなに大変だったのかと再認識。
自宅の前を往復しただけなのでラン自体はすぐに終了し、総走行距離1.27km、総走行時間は7分28秒!!(笑)
ということで初ランは10分もせずに終了。
さっそくログをGarmin Connectに入れて、ランニングダイナミックスのデータもちゃんと取れていることを確認する。
ランについては勘所がないし、比較対象もないのでよーわからんが、とりあえずダメダメなことだけはなんとなくわかる。
が、あまりに自分がランできないことに驚愕。
こんなに勝手が違うのかと。
だがそれを思い知るのはラン直後よりも翌日以降だった。
強力な筋肉痛と関節痛が襲う
翌日から脚の節々が痛い。
強力な筋肉痛と関節痛で、足から下腿、上腿にかけてバキバキ。
そしてその痛みが3、4日続いた・・・。
去年のヒルクライムレースでは1時間近くのレースを、山の頂上まで表彰台に上がる強度で走り続けてもたいして筋肉痛にはならなかったのに・・・、たった7分半自宅付近をジョグしただけでそれ以上の疲労と痛みって・・・。
というかこんなにも通用しないものなのかと・・・。
前回のエントリで、「ランであれば心肺機能も活かせるし、ロードバイクで培った下腿や体幹の筋肉も応用が効くかもしれない。」なんてタカをくくっていた自分が恥ずかしい・・・。
心肺機能はともかく、あらためてランと自転車で使う筋肉が全く違うことを痛感させられた。
ランと自転車両方やってる自転車仲間を尊敬せずにはいられない。
よくよく考えれば自転車のペダリング動作は基本的※に全てコンセントリック収縮(※トラックバイクでバックを踏んで速度を緩める際とかはエキセントリック収縮になる)。
押し脚も引き脚も、それぞれ大腿四頭筋や腸腰筋が「収縮」して力を発揮する方向に働く。
それにアンクリングが推奨されないように、足関節が大きく背屈、底屈されることもない。
むしろ「骨で踏む」意識で、下腿は固定させて、上腿や体幹の力をペダルに直接伝えるためのシリンダーのシャフトのように機能する。
が、ランではエキセントリック収縮もあるし、自転車に比べて足首の動きも大きく、下腿への負荷は圧倒的に大きい。
ちなみにエキセントリック収縮が起こる例としては、ヒールストライクで踵から重心の前に着地する場合が思い浮かぶが、この場合は推進力(慣性力)にブレーキをかける方向に働く場合と思うので、ランニングエコノミーを追求するためにはむしろランでもエキセントリック収縮が起こらないようにするべきなのかもしれない。
まあ初ランの自分はランニングエコノミーなんてめちゃくちゃだろうし、そこのあたりは今後のランの中で、自分の四肢の動きと会話しながら考察していくことになるのかと思う。
なにはともあれ初ランで全く走れなかったことに打ちのめされた感じ。
とはいえ、ラン用の体をこれから作り上げていくことを考えれば始めはこんなものかと割り切る。
むしろ最初が酷ければ酷いほど後々のパフォーマンス向上が楽しみになってくるものである・・・とポジティブシンキングでいきたい。
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