9WとPIPループのセカンドランニング

初ランニングの関節痛と筋肉痛がやっとおさまったところでセカンドランニングへ。

今回はローディー御用達のPalisades Interstate Parkをランしてみる。

Palisades Interstate Park、そう、このブログの読者には「奥の坂道」として御馴染みの南北に伸びるコース。

「Park」といっても遊具や砂場があって整備されている公園と違い、準自然保護区のような感じで、自然の中にサイクリスト、ランナー用の道が敷かれている感じ。

9W(ナインダブリュー)というハドソンリバー西側の崖の上を走っている南北の国道と並行している自転車歩行者道で、ハドソンリバーと崖の上の間の中腹に位置する。

といってもロードバイクのコースをそのままなぞったら日が暮れても帰ってこれないか、途中で産まれたての小鹿のような膝ガクブル状態になってリタイアするのは明らかなのでそんな馬鹿なことはしない。

幸い、Palisades Interstate Parkは途中何箇所かで崖の上に出れるようになっているので、最初の区間のみ、9WとPalisades Interstate Parkをぐるっとループする感じで走る。

下の地図でいうと、ジョージワシントンブリッジから時計回りで一周する感じ。地図だと高低差がないのでよくわからないが、西側は崖の上、東側はハドソンリバーの真横~崖の中腹となっている。



前回と同じく、シューズとレーパン以外は自転車と同じようなウェアで出発。

まずは9W(正確には9Wに入る手前にあるHudson Terraceという一般道)を北へ向かって走る。

9Wの東側にはPalisades Interstate Parkwayという高速道路も走っており、9WやPalisades Interstate Parkと合わせると3本の道が並走している形になる。

ここはローディーのトレーニングルートとなっているため、日中になると大量のローディーが走っていくのでランナーにとっては怖いが、それもあって早朝に出たのでローディーもまだまばら。



それでも追い越していくロードバイクが数台いたが、特に危険も感じずHudson Terraceの行き止まりへ。

ここで通常(ロードバイク)なら左折して9Wへ入っていくのだが、今回は右折してPalisades Interstate Parkへ降りる。



実はこの道はロードバイクの侵入が禁止されており、これまでこのあたりは数え切れないほど走ってきたがこの道を通るのは初めて。



ちなみに隠れてこの道を走るローディーもいるものの、道の先で警察が罠を張っていたりで大量にチケットを切られたと聞いたこともある。



途中に滝っぽい箇所があったりして、「この道はこんな風になっていたのか」と新たな発見が・・・。



ちょっとした探検っぽくて面白い。



崖中腹のPalisades Interstate Parkまで降りたらあとは南下。

左手に朝陽とジョージワシントンブリッジを見ながら走る。



ここからはロードバイクで通りまくった道なので勝手知ったるである。



が、ながい・・・。

左手に見えるジョージワシントンブリッジがいつまでたっても近づいて来ない・・・!

ロードバイクなら鼻歌歌いながらウォームアップで通り過ぎるような道も、ランニングではトロトロとすごく時間がかかる。

ウサギと亀の物語を何度も思い出すとともに、そういえば激坂のヒルクライムもこんな感じだなと思う。

自転車仲間のいまっちさんはランなんて遅すぎて無理というが、たしかにロードバイクのスピードや疾走感、特にダウンヒルで風を切る感覚が好きな人には合わないかもしれない。

逆にヒルクライムには通ずるところがあると思う。

遅くても、ノロノロでも、着実に一歩一歩進んで行くところが。

ということでヒルクライマーこそ、ランとの相乗効果が期待できるのかもしれない。

特にランのシーズンは暑い夏以外の秋~春にかけて。

そういう点では9月以降はほとんどレースがなくなってしまうこちらのヒルクライムシーズンとは真逆で、それぞれ補完し合うのにも適している。

夏はヒルクライムシーズンかつランのクロストレーニングとしてロードバイク中心で、冬はランシーズンかつヒルクライムのクロストレーニングとしてランを導入すると効率的なんではないだろうか・・・。

なんて考えながら走っていたが、それがまだまだ妄想レベルということをログを確認して思い知る。

まず心拍数だが平均しても高い・・・。ランだと簡単にハートレートが上がるのでダイエットにいいとかなんとか聞いたことがあるが、この遅さですでにこんなに心拍数が高いということ、逆に見ればランニングエコノミーが低く非効率な走り方をしているということかもしんない。というかこんな非効率さではマラソン完走すら厳しいだろう・・・。



続いてランニングダイナミックスの数値・・・、ぶっちゃけまだよくわからんが、ピッチが遅いのはなんとなくわかる



ケイデンス90rpmを死守するならピッチは180spmはいってないとあかんやんかー。



そして1kmあたりの平均5分52秒・・・



そのまま42.195倍しても4時間以上。



もちろんそのままのペースで走り続けれるわけがないので、マラソンの4時間切りなんて遥か彼方・・・。

サブスリーとか、サブ3.5とかで走ってる人なんて雲の上のレベル、殿上人である・・・。

サブフォーすら遥か彼方の自分はまだ雑兵の足軽レベル、いや、太ったせいで足は重いので足軽以下・・・。

まだまだ、ここから、ここからである・・・。


4 件のコメント :

  1. どうも、殿上人です。
    まだ走り始めなので、キロ6分から6分半くらいで脚を作っていくくらいで大丈夫と思いますよ。
    いきなりサブ4ペースとか狙うとケガのもとです。
    ちなみに僕はNYCマラソンのとき、キロ5分ほど、心拍が170bpm前後、ピッチは180spm弱くらいでした。
    人によって全然違いますねー

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    1. おおお!!殿上人の降臨ありがたやです!
      アドバイス参考になります!まだまだサブ4は狙いたくでも狙えないレベルですね。。マラソンの距離なんて未知の未知ですが高心拍数をキープできるのがすごいです。高回転エンジンを積んでない自分の場合そんなに長い間高心拍数を維持できないかと・・・。

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    2. ぼくの心臓はすぐ吹け上がってしまうので困りものです。
      でも160bpmで4時間くらいなら問題無しです。
      ホンキでフルマラソン狙うようでしたら、小出義雄監督のマラソン本3部作がおすすめです。
      タイトルはうろ覚えですが「毎日走っても完走できない」「30㎞過ぎで一番速く走るマラソン」「マラソンの強化書」です。
      最初の2つを参考に練習してサブ4・サブ3.5を達成して、ブログに書いたら3冊目に内容を載せてもらえました。

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    3. なんと!!一方通行で本から情報をインプットするだけでなく逆に掲載されてしまうとは・・・。小出監督とインタラクティブを実現してるところにお見それしました。

      三部作なんてものがあったんですね!Amazon.co.jpで小出監督の本もチェックしたものの10冊以上あって「~入門」シリーズやらどの本がいいのかよくわかっていませんでした。電子書籍版も出ているようでこちらでも手に入りそうなので読んでみます!

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