これまでのブロンプトンだったら雨の日はブレーキの効きが一気に悪くなって危ないし、シューはすぐなくなるし、タイヤもパンクしやすいし(シュワルベマラソンプラスにしてから改善されたが)で電車(というかバス&地下鉄)通勤にしていたところだろう。
が、ダホンのディスクブレーキにしたことで一番の懸念だったブレーキの効き問題が一気に解消された。
そして前回のエントリの通り泥除けフェンダーも装着したので雨天自転車通勤に何の問題もなくなった。
ということで本降りにならなければ自転車で行ってしまうことが多い。
この変化を自分なりにまとめてみようと思い、まずはブロンプトンのときに、雨の日に自転車通勤するかどうかの判断基準(○×は自転車通勤する理由としない理由)を挙げてみる。
- ○ トレーニングになる
- ○ 通勤時間の短縮になる
- ○ 通勤時間が読めなくなる
- × 濡れる
- × ブレーキが効きにくくて危険
- × パンクしやすい
日中は仕事、朝は子どもの学校へ行く支度して、夜はリモート環境で西海岸(時差が3時間ある)と仕事のフォローアップして、子どもの宿題みて遊びにつきあってお風呂入れて歯磨きさせて着替えさせて・・・とやっていると、とてもではないがこの環境で平日1時間半~2時間のトレーニング時間を確保するのは無理ゲーに近い。
と考えると、通勤時間を使ってトレーニングできるのは一石二鳥な解決方法になる。
例えて言うなら、魔界村がスパルタンXになるくらいの難易度調整ができる。
まあ今はラン通勤という選択肢が増えたので、通勤ルートをランニングすれば自転車通勤の3倍以上の運動量になってむしろトレーニングとしてはその方がいいのだが、通勤時間が長くなる問題は依然として残るのでやはり総合的には自転車通勤の方が都合がいい。
通勤時間問題は人によってメリットかデメリットかが変わると思うが、自分の場合はバスと地下鉄の乗り換えもあるので自転車の方がよっぽど早く通勤できる。
そして公共交通機関を利用すると通勤時間が長くなるだけでなく、バスや電車が時間通りに来なかったりで通勤時間が+~30分くらい変わってしまいオフィス到着時間が読めなくなってしまう。
これもパンクチュアルな日本の鉄道網なら問題ないのかもしれないが、ニューヨークはしょっちゅう電車が遅れたり、走ってても時間調整で停止したり、快速電車が各駅停車になったりするので、たとえば1時間通勤時間がかかる場合、遅刻しないようにするためには遅延の可能性も考えて1時間半前には出発しないといけない(そして日本と違って遅延が当然なので遅延証明書なんてのも発行してくれない)。
一方で自転車(とランニングも)はかなり正確で、同じ時間に出て同じように走れば、赤信号で止まる箇所もだいたい決まっているのでオフィス到着時間はほとんど変わらない。
時間が左右されるのは風向きくらいで、追い風か向かい風かで±~3分変わるくらいである(もちろんパンクのときはしょうがないが発生確率的には電車遅延と天と地の差なのでそれはまた別の項目で)。
お次はデメリットだが、まずは濡れるということ。
もちろん雨のときはレインジャケットにするが、それでもシューズやソックスが濡れるので気持ち悪い。
ソックスは替えも持っていってオフィスで履き替えるが、シューズの替えは持っていけないので厳しい。
そして一番のネックだったのがブレーキの効き。
ブレーキの効きが悪くなるのは文字通り命取りになるのでそれで雨天時はブロンプトンで走りたくないというのがあった。
これにパンクが重なるとダブルパンチ。
雨の日は体感的に晴天時の100倍くらいパンクしやすくなるので、パンクしたら最後、雨の中でパンク修理、さらに冬となると寒い中かじかんでチューブ交換・・・と考えるとおそろしい。
ということで、○と×の数が3対3で拮抗してることからわかる通り、ドブネズミがそこらじゅうを走ってるニューヨークの地下鉄は遅れるし臭いし汚いしで大嫌いな自分はできれば自転車通勤したい派なのだが、ブレーキの効きはやはり重要なのでいつも雨天時は悩んでいた。
が、ダホンのディスクブレーキにしたことでブレーキの効きは十分すぎるほどに。
雨天時でも晴天時とほぼ変わらない強力なストッピングパワーは頼もしい限り。
そして50mmという幅広タイヤのシュワルベビックアップルのごつい感は半端なく、乗っていても「こりゃパンクしないだろ」というくらいの安心感がある(まあそれでもするときはするだろうが)。
これらのおかげで、アップデートされたリストはこんな感じに。
- ○ トレーニングになる
- ○ 通勤時間の短縮になる
- ○ 通勤時間が読めなくなる
- × 濡れる
- ○ ブレーキの効きは申し分ない
- △ パンクしにくい
結局、雨が降ってても自転車通勤する方のメリットが大きければ自転車通勤するということだろう。
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