Catalystの自動強度調整機能

Tacx Trainer SoftwareのCatalystでは自分でトレーニングを組むことができる。

この点、目標となる心拍数やパワーを設定することで、一定の心拍数で走るれたり、一定のパワーで走ることができる。

といっても普通のサイコンについている機能であれば、例えば心拍数を130~140に設定すれば、その範囲から外れたときに自動でビープ音なりが鳴って気付かせてくれて、心拍強度を自分で意識して調節して範囲内に戻す程度であろう。

ところがCatalystでは、心拍数を130に設定すれば、125~135におさまるように、自動で調節してくれるのである。例えば、心拍数が高ければ勾配が緩やかになっていつの間にか心拍が下がるように、心拍数が低ければ勾配が急になっていつの間にか心拍が上がるようになっているのである。つまり、気がつかないうちに設定した範囲内に運動強度が収まっているのである。

つまり、一度ターゲットとなる心拍数なりパワーを設定したら、あとは範囲内にあるかどうかは気にせずにひたすらトレーニングに興じていれば、自分で意識しなくても目標心拍、パワーで走れるようになるのである。

さて、そこでこの有用な機能を使って、心拍とパワーをそれぞれターゲットにした場合で試して比較してみた。


■心拍を一定にした場合

意識的に異常値を出そうとしない限りは、心拍がターゲットの130bpm付近に収束しているのが見て取れると思う。一方で、心拍をほぼ一定にしていても、パワー(緑の線)が随分ばらつきが出るのがよくわかると思う。




■パワーを一定にした場合

一方こちらはパワーの目標値を設定した場合だが、見事に一定になっている。このことから、やはり心拍はトレーニングの指標としてはバラツキ(出力との関連性のなさ)が大きく、パワートレーニングの有用性が身に染みてわかってきた




まあどちらにしろ、目標心拍数、目標パワーの自動調整という機能は強力である。

意識しないと範囲内に収められないのと、無意識のうちに範囲内に収まっているのとでは随分違う。この機能は日々のトレーニング用に効果を発揮しそうである。


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